雪の中こうさぎが蕪を2つ見つけました。
一つは食べて、もう一つはお友達のロバさんのところに。
ロバは出かけていたので、そっと蕪を置いてきました。
帰ってきたロバは蕪を見て・・。
次々に登場する動物たちは、みんな他の友達のことを
心配するというストーリー。
途中からは展開がなんとなくわかってしまいますが、
繰り返しがなんとも言えず心地いいのが不思議です。
「しんせつなともだち」というタイトルながら、
お互いが会話をしている訳ではありません。
でも、しっかりとやさしさが伝わっていくのは素敵だなと思いました。
1年生のクラスでの読み聞かせに選びました。
「この本知ってる!蕪がグルグル回るんだよ!」という声が。
その言葉に、蕪そのものをくるくる回す話しだと思ったらしく、
読み終えると「そうか〜そういう意味かぁ」とニコニコして言っていた子が
印象的でした。心がほっこり温かくなったようです。