数あるかこさとしさんの絵本の中でも、私が一番好きな作品です。
どろぼうがっこうの「かわいい」生徒たちは、見た目は怖いけど、皆どこか間抜けなどろぼうばかり。くまさか先生と生徒たちのやり取りが本当に可笑しくて、何度読んでも笑ってしまいます。
お話に出てくる「はーい。」「へーい。」「ほーい。」「わかりやしたー。」「くまさかせんせい、ごめんなせー。」という生徒たちの間の抜けた返事や、夜中の遠足に出かける時の「ぬきあし さしあし しのびあし…」の歌などは、子供の頃よく真似をしていて、今でも覚えています。
そして、最後のオチがまた面白い。
これも見方を変えればハッピーエンド、なのかな?
以前、この絵本を地元の小学校で読み聞かせしたことがあるのですが、子供たちは皆、絵本に釘付け。
ちょっとシャイな子が多かったので、爆笑の渦とはなりませんでしたが、皆ニヤニヤしながら見ていて、「よし!」と思ったのを覚えています。