ぼくが見つけたかめは、ひとつ年上のおおはしくんのものでした。ぼくのために、かめを見つけようとしてくれたのですが、なかなか見つからず、おおはしくんは、ふたりのかめだと言って、いっしょに名前を考えます。いっしょにいると、いろいろなことを教えてくれたり、すごい行動力で、なんでもやってくれるおおはしくんは、真のガキ大将のような気がしました。
淡々とした語り口で、お話が進んでいきます。一つ一つの行動に優しさを感じ、てきぱきとした行動は、ほんとうにかっこよくて、ついつい憧れてしまいました。
『子どものなかで子どもが育つ』そんな言葉を思い出させてくれたお話でした。とってもいいお話で、できることならこのような経験を、どの子どもたちもできたらいいのになと思いました。