「ぼくと おおはしくん」 みんなの声

亀を通して育まれていく、ゆうととおおはし君の友情が心にしみます。かめたは2人の少年の出会いのきっかけを作り、2人の友情を固めると、自分の仲間の所へ去ってしまいます。でも、後にはゆうととおおはし君の友情が残り、爽やかな気分にさせられます。少年たちの関西弁も、とても心地良いです。

私自身、田んぼでザリガニをとったり、野良猫を友達同士で公園で飼ったり、秘密基地を作ったりしましたが、そんな経験を懐かしく思い出しました。こんな風に自然の中で生き物と触れ合いながら育っていくのが理想ですが、今の都会の子供たちにはピンとこなさそうなので、残念ながら大人が読んだ時よりは共感度が低めかも…。

２歳の息子にはまだ実感できる話題ではなかったかもしれませんが、私自身が幼い頃を思い出してしまいました。

新しい友達に出会うドキドキ、「ひみつきち」を作るワクワク、これから息子が大きくなるにつれてきっと体験するであろうことばかりです。

カメが題材ですが、人間関係の築かれてゆく様子や、相手や小さな生き物を思い遣る気持ち、豊かな自然など、いろいろなものが詰まった絵本でした。男の子のお話でしたが、女の子でも違和感なく読めると思います。

絵の描写がとてもやさしく、素直な感じで良かったと思います。

かめの　かめた　を通して男の子の気持ち、そして成長を温かく描いた作品でした。

昔はこんな子供たちをそこかしこで見かけた情景です。

かめを通し、ぼくとおおはしくんに生き物へのやさしさが芽生える様子が伝わってきてよかったな・・と思います。

大人もきっとやさしい気持ちになるのではないでしょうか。

新刊だそうですが、とても懐かしさを感じる絵やお話だったと思います。

かめを現在飼っていますが、甥が見つけたのらカメでした。公園で発見したのだそうです。

用水路や川などにもカメはいそうですね。

カメの場合は、人が捨てた可能性もあるので、今は純粋に自然に返してしまっていいものかとも思いますが、

人が飼うことで野生が失われるのも確かでもあります。

生き物とどうつきあうのか、子どもの時から考える問題でもありますね。

懐かしく感じたのは、秘密基地でした。子どもの頃を思い出しました。

確かにこういうことをして遊びましたもの。

こういう体験を今の子どもたちは持てるのかな。

子ども時代の子どもだけの思い出を大切にしたいなって親としては思いました。

まず、おおはしくんは何者なんだろう。
ぼくより一つ年上で、ぼくの頼りにするおにいちゃんにいつの間にかなっていた。

とはいってもまだまだ子どもっけたっぷりなところが、
イラストからも会話からもあふれている。
それは、にたーっと口がゆるむ笑顔であったり、
〜や（！）と一生懸命にしゃべっているようす。



そしてかめた。
言葉も話さず、表情もあらわにしないこの存在が、
ぼくとおおはしくんとの距離をひきちじめる。
2人が、かめたとの経験をとおして絆を深めていく描写が、
とてもリアルにあらわされている。



わたしたちは、なにかへの気持ちを共有しあって、つながりを深めていくのだと改めて感じた。

共有する気持ちが強いほど、互いはかけがえのない存在となっていく。
いっしょに笑える。いっしょに泣ける。2人にとって大切なもののために。

こどもの頃に過ごした友達との、ただ遊んでいるその時間にはこんな力があったんだ。

私たち親世代では懐かしい感じのお話、絵でした。子供のころ自由奔放に外で遊び、出くわしたお友達とたわいのない遊びに夢中になり・・・しかし、今の子供たちは家でゲームをしたりすることが多くなり、外遊びといっても限られた場所だけでの遊びしか知らないような気がします。
息子と一緒に見させて頂きました。子供だけの秘密基地はくいいるように絵本の絵を見てました。おおはし君の涙は私もキュンときました。
親子で違う観点からですが楽しむことができました。

　自然のままの川で遊べるのが、うらやましいなと思います。外で遊ぶことは、体を丈夫にするだけでなく、脳トレにもなるそうです。（脳トレにむすびつけてしまうところが、我ながらいやらしいなと、反省です。）

　関西の言葉は、聞いていると楽しいのですが、自分で読むとぎこちないです。
　緑にあふれた画面が気持ちいいですね。水面や土手の草が繊細で見応えがあります。
　ひみつきちに、お花まで飾っているのがなんともほほえましいです。雨の日のブルーシート使いは本格的だなと、感心しました。

　表紙で、ぼくとおおはしくんの様子を見ている他の子たち。裏表紙では、みんないっしょに遊んでいるのがいいです。

　器用でおもいやりのあるおおはしくん、ちょっと理想的すぎる男の子だな、と思いました。

風景も人物も心の動きも、描き方がとても丁寧で、すっと心に染みてきます。

素朴な風景、友だちと過ごす時間・・・それらが何と美しく、かけがえのないものなのか、大人になってから初めて気付く・・・だからこそ、たくさんの子供達、そして大人達が手にとって見てくれると嬉しいな、と思う絵本でした。

・・・おおはしくん、かっこいいです。

パソコンのエラーで立ち読みしか読めなかったけど、すごく読みたくなるような、やさしい絵本のような感じを受けました。全部読んでみたいです。
また、出版されたものを読みたいと思います。
くせっち今後もがんばってください！

そうそう！！！カメって　脱走の名人なんです！！！
私が飼っていたカメも２度脱走して、結局帰らずじまい。思い出しました（笑）

男の子の、ありそうな友情ストーリーでした。

でも、そのありそうな風景は、今なかなか目にすることがなくなってきたように思います。
我が家はド田舎ですが、小学生は基本的に習い事か、ゲーム遊びの放課後。

この春　入学する長男に。
こんな楽しい遊びや友達とのかかわり、今しか出来ないよ！
頑張れ！いい友達を見つけて、いっぱい泥んこになって、いっぱい喧嘩したり仲直りしたり、泣いたり笑ったり、してほしいょ！

そんなエールを贈りたくなる絵本でした（＊＾_＾＊）
素朴な笑顔がいっぱいの、素敵な絵本だったと思います！