『おれたち、ともだち!』の第七弾です。
8歳と3歳の娘たち読みました。
今回は秋から冬、そして春へと季節感豊かに移ろいます。
秋、冬ごもりするともだちと、しばしのお別れの挨拶をするオオカミとキツネ。
しかしキツネは、なんとなく苦手なヘビにだけ声をかけそびれてしまいました。
冬になり、キツネはオオカミと楽しく過ごしますが、ヘビとお別れの挨拶もしないで別れたことが気になって仕方ありません。
そんなキツネの様子にオオカミも気付き、ひとりうなずきます。
そして春。まばゆい春の光の中で、冬眠から目覚めたヘビの目に入ってきたものは・・・?!
キツネとオオカミの優しい行動に胸が熱くなりました。
手がない相手との握手の方法!
見ていてこちらが嬉しくなりました。
声を掛けたいのに、ちょっと勇気が出せなくて声を掛けられない。
大人なら、誰でも一度は経験したことがあると思うし、
うちの娘たちにも、これから先、きっとそんなが場面が訪れることでしょう。
そんなとき、このお話を思い出して勇気を出してくれたら嬉しいな。
「またくるね!」と帰っていく2人が歌っている歌も素敵なんです。
オオカミ&キツネソングはどれも楽しい歌で娘たちのお気に入りですが、
私はこの歌が一番好きです。
ふたりの後ろ姿と、嬉しそうなヘビのぴこぴこぴこ♪に心が温かくなりました。
回を追う毎に、大事なともだちが増えていくふたり。
キツネとオオカミも、どんどん絆が深まっていくのがわかり、嬉しい限りです。
悩むキツネとは対照的に、無邪気に冬を楽しむオオカミの姿も本当に楽しそうで、いいコンビだな〜と思いました(^o^)♪
毎回、ミミズクじいさんのつぶやきにも共感していますが、
今回のつぶやきを見て、ミミズクじいさんの会いたい「あいつ」のことをいろいろ想像してみたりしました(^^)。
会いたいと思うともだちがいるって幸せです。
このシリーズは、どのお話も本当に素敵で家族全員大好きです。
今回も、裏表紙も楽しくて笑っちゃいました(^^)♪