娘の通っているバレエ教室に置いてあるので、待ち時間に何度も読まされました。私も子供が習うまで知りませんでしたが、バレエってテレビで見るほど簡単ではありません。難しいし、なかなかうまくならないものです。だから、この本の主人公の女の子が「おどりが上手になりたい」と、誕生日にもクリスマスにも七夕さまにもお願いする気持ちが、とても切なく伝わってきます。でも、そういう気持ちが大切なんですよね。いつも「うまくなりたい」と思っていれば、きっといつか、突然、うさぎのバレエシューズを履いたようにうまくなる日が来るのかもしれません。息子は物を作るのが好きなので、うさぎの靴屋がシューズを作っている場面に関心を持っていました。