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とうちゃんのトンネル」 みんなの声

とうちゃんのトンネル 作・絵:原田泰治
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,320
発行日:1980年
ISBN:9784591005279
評価スコア 4.89
評価ランキング 16
みんなの声 総数 17
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  • ふるさとへの思い

     私自身が原田さんの絵が好きで購入した絵本。
    原田さんの描く「ふるさと」の風景は、ここから始まったんですね。

     海外で暮らした約20年の長い年月・・・その間にはいろいろなことがありましたが、ふるさとを思わない日は1日たりともなく、心の中の原風景と原田さんの絵とが重なり、何度も励まされました。

     原田さんの絵を、日本の懐かしい風景を、娘は気に入ってくれるかな?と思いながら、この絵本を手渡しましたが、ぬいぐるみたちと私を前に、感情豊かに読み聞かせをしてくれました。
    とうちゃんの気持ち、好子ねえちゃんの気持ち、そして、たいすけの気持ちをそれぞれ汲み取って、丁寧に、丁寧に読み進めていく娘に、成長の跡を感じました。

     どのページからも、人々の温かさと四季の美しさが伝わってきます。こんな素晴らしい絵本を娘と共有できることをとてもしあわせに思います。

    投稿日:2012/02/06

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  • トンネルを見に行きたくなる

    • 読み聞かせパパさん
    • 40代
    • パパ
    • 群馬県
    • 女の子13歳、男の子11歳、女の子8歳、男の子5歳

    小6の2人に話しました。
    「本当の話だよ」と前置きしました。
    カバーの原田さんの写真を見せました。
    とうちゃん手作りの木琴とトンネル掘りに使ったカンテラの写真も見せました。
    表紙から子どもっぽい感じを受けたのか、初めは「つまらなそう」と言っていましたが、読み終えると、2人とも「すごい…」と一言。

    お姉ちゃんの嫁入りに間に合わなかった餅米作り。
    それならと、住んでいる山の中腹から水を掘り当て、田んぼを作ろうと決意したとうちゃん。
    「そこからは出ない」と言われた水を掘り出すのに2年、田んぼを作るのにさらに4年。営々と努力し続けることの重みが、ズシッと伝わってきます。なにか神々しさに似たものを感じます。

    思わぬ大岩の出現にうちひしがれたとうちゃん。とうちゃんに元気になって欲しくて、学校で教わった『こぎつねこんこん』を木琴でかなでる泰治。木琴の音色はどんなにか美しくトンネルに響いたことか!読んでいる私がグッときました。

    原田さんのあとがきも読み聞かせました。2人は神妙な顔つきでした。

    投稿日:2011/12/03

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  • 努力!

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子9歳、男の子6歳

    学校の図書整理をしていて目に留まりました。

    やせた土地で畑作をしていたお父さんが
    「水さえあれば」とがんばってトンネルを掘り、段々畑を作っていくお話です。

    昔の農業の大切さや大変さをひしひしと感じました。
    お父さんの努力が実り、田んぼができたページではほっとしました。

    あとがきに実話をもとにしたと書いてあって
    感動もひとしおでした。

    投稿日:2011/04/28

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  • 父親の家族への愛情がひしひしと伝わってきて感動します。嫁入りの朝に自分の家でとれた米のお赤飯を食べる習慣がある伊賀良村に住むことになったから、どんなに我が子に食べさせたかっただろうと思うと同じ人の親である私にも辛い気持ち、切ない気持ち、情けない気持ちが伝わってきました。その思いから一人で2年もトンネルを掘り続けられたんだと思いました。小児麻痺でも歩けるようになったたいすけに勇気と希望を貰いました。孫も右手が麻痺してぶらんぶらんだったのですが、今では両手を叩けるように成長しました。決して諦めることはしませんが孫も毎日リハビリを頑張っているし、歩くことにも希望が益々沸いてきました。父親の偉大さに改めて感動しました。孫が生まれる前から、パパには勇気づけられ朗らかなパパ、娘と孫を愛してくれるパパに感謝しております。

    投稿日:2011/04/16

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  • 感動です

    • なびころさん
    • 20代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子 5ケ月

    大切な家族のために人生をかけているお父さんは本当に素晴らしいと思いました。英語版があれば是非旦那にも読んで欲しい絵本です。もしなければ私が訳そうと思います。それ程素晴らしいのです。やった事もないことでも周りの人の知恵を借りてやったり、ダメだと言われても水神様を建ててお祈りして自然を味方につけて行動する。この御父さんは素晴らしいです。全てのことに感謝の気持ちをもって行動しているからです。無いのであれば作ればいい、私の心に刻まれました。トンネルの中に鰹の缶詰めに花が活けてある場面があります。これがお父さんの心をあらわしているようでした。どんなに暗いトンネル(人生、境遇、時代)でも一輪の花さえあれば(大切な家族さえいれば)苦しい事もやる力が湧いてくる、そう言っているように感じました。私が子供の頃に是非で会いたかった絵本です。子供にこれ程までの尊敬の念を抱かせ何年たっても色あせないお父さんの功労は素晴らしいと思いました。私も同じ子供を持つ親としてこの御父さんをお手本にして日々を送りたいと思いました。素晴らしい絵本と出会えました。絵にも感情がこもっていてお父さんの表情や作者の子供の頃の表情、お姉ちゃんがお嫁入りする日の場面などどの場面をとっても全てが素晴らしいです。大好きな絵本です。沢山の人に読んでもらいたいです。

    投稿日:2007/10/18

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  • 田舎を思い出します

    数年前まで伊賀良村(今の飯田市)に住んでいました。伊那谷の景色や素朴で暖かな人たちを思い出します。
    主人の祖父母も戦後の開拓者だったそうです。口では何も言わないけれど、態度で生きる道を示していく親の強さを思うとありがたくて涙がでます。
    そんな親になりたいと、気持ちを新たにさせてくれる本です。

    まだ我が子には難しい本ですが、逆境に負けない力をストーリーから学ぶと共に、伊那谷の自然や戦後のつらさ、地元出身である大好きな原田泰治さんの絵を伝えていってあげたいと思います。

    投稿日:2006/03/23

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  • 戦争が終わったばかりの頃

    • レイラさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    食べる物を求めて、伊賀良村へ引っ越してきたたいすけ一家。
    お父さんは水利の悪い土地で初めての農業を始めます。
    ついにはトンネルを掘って水路を作り、田んぼ作りに成功するのです。
    体の不自由なたいすけも自然の中で少しずつ良くなっていきます。
    一家のために一心にトンネルを掘る父の姿と、
    それを支える家族の優しさ、見守ってくれた村人達が素晴らしいです。
    自然の営みが画面いっぱいに広がります。

    作者自身の体験をベースに書かれた絵本。
    原田泰治さんは幼少時の小児麻痺のため体が少し不自由ですが、
    朝日新聞に連載中から私はその素朴な絵のファンで、
    個展で本人にお会いしたこともあります。
    作者の画風のルーツがよくわかると共に、
    畑仕事の厳しさを教えられました。

    投稿日:2005/07/14

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