娘といっしょに読んだスーザのシリーズ5冊目。もうすっかりスーザに夢中です。スーザの純朴さと、マリアおばさんはじめ、村の人たちの温かさに、心が和みます。町のお店で、トマトの模様のセーターを見つけたスーザ。どうしてもそのセーターがほしくてたまらなくなります。ところが、再び店に戻ったときには、もう売れてしまっていました。ほしいものを見つけたときの喜びと、それが手に入らないときの落胆の気持ちが、ひしひしと伝わってきて、子ども心にかえったように、自分の心をスーザと重ねてしまいます。そんなスーザに、マリアおばさんがプレゼントしてくれたものは・・・?物が溢れる時代に、本当の意味での物の大切さや、人のやさしさを教えてくれる絵本です。スーザと同じ笑顔で喜んでいる娘の純粋な心も大切にしてあげたいな、と思います。