弟が生まれて、お姉ちゃん暦1年になった娘に読みました。
ひとりでも頑張る「なっちゃん」の姿が娘と重なりました。
自分で「ちょっとだけ」できた時のなっちゃんの笑顔がかわいくて、せつなくて、読んでいくにつれて涙があふれてきました。
娘に読んでいるときも、堪えきれずに泣いてしまうほどです。
2人目が生まれてから、右ひざに下の子・左ひざに上の子を抱っこする機会が増えました。(うちでは「半分こ抱っこ」と呼んでいます)
半分こ抱っこをしている時、お姉ちゃんはどこか不満そうでしたが
私自身にも余裕が無く「ママのからだが2つに分かれればいいのに。」なんて
途方もない事を何度も思いました。
下の子が1歳になり、少し余裕ができた時にこの本に出会うことができました。
もう少し早く出会えていたら、お姉ちゃんの気持ちに気付いて
不満な顔をさせずにすんだのかな。
きっといっぱい我慢してる事があるんだよね。
いっぱい、いっぱい抱っこしてあげたい。
お姉ちゃんとして頑張っている娘が愛おしいと思える絵本でした。