「もぐもぐ とんねる」 みんなの声

元気のよすぎる１年生のクラスの読みきかせの本を探していました。
「しんみりする本はまだ無理だからなぁ…何か楽しい本はないかなぁ…」と悩みながら、図書館の棚に置いてあった表紙を偶然見て、思わず手に取りました。

お話の面白さにぐんぐん引き込まれました。
また、絵がダイナミックで表情豊か、色使いも美しく、これだ！と決めました。
子供たちも、飽きることなく真剣に見入ってくれて、「みみずの天ぷら」は、うけました〜！
娘は、最後にお父さんとおじいちゃんも同じ道を行ってしまったところがおもしろかったと言っていました。

冒険の楽しさだけでなく、家族愛もさりげなく描かれていて「たのしい＋ほのぼの」を味わえる一冊です。

子供が何でも自分でしたがる（出来なくても）時期ってありますよね。このもぐもぐはそんな年頃かな。
教えてなんかもらわなくたって平気！って、海や地球の裏側まで行っちゃう。後半迷子になっちゃったけど、みみずのてんぷらの匂いをかぎつけて帰ってこられたのは、さすがモグラ君です。
うちの息子も共感するところがあったようで、久々に「とーっても面白かった！！」と大満足でした。

この本のおもしろさは、何と言っても、奇想天外な大冒険を、もぐもぐと一緒に楽しめる事。そして、さし絵の中に潜む「遊び」が、またとてもおもしろい。6 歳になる息子は、はらはら、どきどき、わくわく、げらげらと、手には汗を握り、目には涙を浮かべ、もぐもぐの大冒険の行方を見つめていました。また、もぐもぐの好奇心と自立心は幼児期の男の子そのもの。まるで息子を見ているようで、子供に読み聞かせているうちに、思わず、「もぐもぐがんばれ！」と応援をしている自分がいました。しらたにさんのこの本は、子供と一緒に楽しめる一品（逸品？！）で、ぜひお勧めしたいと思います。

もぐらのもぐもぐが初めてとんねるほりをするお話です。
もぐもぐは「ひとりでできるもん」とばかりに勝手に
穴をどんどん掘っていきますが、行き着いた先は・・・。
作者のしらたにさんの初めての作品です。絵がとても凝っていて
絵を見ているだけでも楽しくなってきます。
息子が一番喜んだ場面はもぐもぐが大好物の「ミミズの天ぷら」を頬張る場面です。
ミミズの天ぷらなんて実際目の前に出てくると気持ちが悪いはずなんですが、
何故かとても美味しそうなんです！ぜひ、続編が読みたい一冊です。