新装版 ゆきがやんだら(Gakken)
一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし
もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
並び替え
5件見つかりました
アイヌの国の人々の生き方から、「命はどのように巡っていくのか」ということを、肌で感じさせてくれるとても素敵な絵本でした。 ただ、うちの子供たちには、ちょっと難しかったようで、悲しいかなリクエストがありませんでした。 アイヌの人々の暮らしは、猟をして生計を立てること。生きていくためには食料となる生き物が必要なんです。 特に「クマ」は山の神様からの贈り物として、大切にされていました。 そのクマを年に一度(たぶん)神様へ送る(殺して、お供えし、その後村のみんなでその肉を食べるお祭りのようなものを「イオマンテ」(くまおくり)というのだそうです。 ちょっと切ないストーリーでしたが、近頃は殺伐とした社会だからこそ、大人になる前に出会って欲しい一冊です。
投稿日:2005/08/03
私達は命を食べ、そして命はめぐってゆく。 熊送りの儀礼はそんなめぐるいのちをまざまざと見せてくれます。 アイヌの少年は父親がしとめた母熊を食べ、 子熊を育てて心も通じ合ってはいても、子熊を送る(食べる)のです。 かなり長いお話なので、小学生高学年向きでしょうか。 食べ物に宿る命について考えさせられる絵本です。
投稿日:2005/06/02
何度読んでも理解しづらいのですが、熊を神と崇めながら、殺して食して尊ぶというアイヌの文化が、生々しく描かれています。 少年は老いてその思想を子どもらに継承していきます。 子熊として育てられ、神の国に送られるために、殺され食された熊はその立場から感じたことを伝え、神となってからかも語ります。 兄弟のようにして育った熊を殺す儀式はとても残酷に感じましたが、アイヌの文化では神聖なことなのだと語られました。 哲学的な絵本でした。
投稿日:2017/11/30
アイヌ民族のお話です。 普段、知ることがないので興味をもちました。 食べることへの崇高な想いを感じました。 食べなければ生きられない。 食べ物は、命を頂いている。 でも、現代の日本では、そのことを実感することは難しいでしょう。 より自然の中で生きているアイヌの人だから、身にしみて感じるのだと思います。 長いお話ですが、ぜひ子供達にも読んでもらいたいと思いました。
投稿日:2012/03/26
字多い、漢字あり、ページ数65。 最初この本を手にしたとき、読めるわけないと思っていたんですが、息子が「借りる!」と言うので、借りてきました。 母熊を殺された小熊がアイヌの人たちの元で育ち、やがて天に昇る姿を子熊の視点からも、子熊と一緒に育ったアイヌの子の視点からも描かれた感動作。 一緒に育った子熊をアイヌの子が食べる場面はとても考えさせられました。 私たちが毎日食べるものも、全て命があったということ。 それに感謝し、粗末にしてはいけない、そんな当たり前だけど、忘れてしまいがちなことを思い出させてくれました。 しかし、4歳の息子には早すぎました。 やはり小学生以上じゃないと理解できないかもしれません。 重要な言葉はアイヌ語で書かれ、ちょっと読みづらい部分もあります。
投稿日:2008/06/19
※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。
はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり / くだもの
ぐりとぐら / はらぺこあおむし / バムとケロ / こびとづかん / はじめてのおつかい / そらまめくん / 谷川俊太郎 / ちいさなちいさな王様 / いないいないばあ / いやいやえん / スイミー / 飛び出す絵本
2000万人の絵本サイト
「絵本読み放題」「学習まんが読み放題」「なぞなぞ読み放題」「毎日おはなし365」「読みもの読み放題」「絵本ムービー」は、スマホ・タブレットでご利用いただけます。 詳細はこちら
詳細検索