「やさいのせなか」、「くだものなんだ」とあるシリーズの1冊。
最初のページに
「やさいの うえに かみを のせて
クレヨンで こすると
やさいの せなかが
うつります」
とあります。
これはとても懐かしい作業ですよね。
せなかが〇〇〇
なんのやさいかな?
との質問の右ページに、クレヨンでこすって写したモノクロの野菜の背中があります。
モノクロなので、これは超難問。
そして、次の見開きには、左ページにカラーでその野菜の背中があり、右ページに全体図があるというシンプルな構成となっています。
この質問の構成が絶妙です。
モノクロだと全く分からないものばかりなのですが、カラーになって、何とかあたりがついて、というのが、クイズとしては上質なもの。
ただ、その問題は結構難しくて、大人でも答に窮するものもあります。
にがうりや、カリフラワー、アボガドなんて、答えを見ないと分からないものだと思います。
でも、それが良いのではないでしょうか?
簡単に分からないから、どの世代の人でも楽しめるし、このクイズ形式なら2歳くらいから十分親子一緒に、遊べる絵本だと思います。
クレヨンでこすって写すというのは、野菜というのは一寸どうかな?という感はあるのですが、他のもので親子でやってみたい遊びです。
食育にも、豊かな発想にも繋がるオススメの絵本です。