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どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

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わたしはあかねこ」 みんなの声

わたしはあかねこ 作:サトシン
絵:西村 敏雄
出版社:文溪堂 文溪堂の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2011年08月
ISBN:9784894237308
評価スコア 4.51
評価ランキング 7,472
みんなの声 総数 96
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96件見つかりました

  • 表紙の、無地の白を背景に、
    何とも言えない思慮深さのようなものを感じさせる、
    可愛いだけじゃない「あかねこ」の表情に惹かれ、
    手に取りました。

    娘と一緒に読みました。
    『わたし べつに、みんなと同じになんてなりたくないの』
    という意味合いの場面がいくつか描かれた後、
    中盤になって『だからね……、』でページをめくって、
    次の展開に娘もわたしも「えーーっ!」。
    まさかやさしい家族の元を飛び出すなんて!

    ラストはとっても可愛いハッピーエンドでホッとしました。
    本の末尾の奥付の前のページや、裏表紙の絵も
    とーってもキュートなので、見逃せません!

    『ありのままの自分でいい』というメッセージ性があり、
    読み物としても、兄弟ねこたちがあかねこを皆と同じにしようと
    あれこれ奮闘するユーモアや、家出という劇的展開もあり、
    分かりやすい絵とほどよい文量で、
    学校などの読み聞かせにとても向いていると思います。
    小さい子から高学年まで、それぞれの受けとめ方で
    感じるものがあると思います。

    投稿日:2011/12/03

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  • みんなちがって、みんないい

    • アヤマさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子9歳、男の子4歳

    みんなちがって、みんないい
    小さい子にもわかりやすいです。
    そして、西村敏雄さんの絵がいい。
    最後の展開も、こうなるんじゃないかなと思いつつ、
    読んでいると、
    「おおー」と声が出ます。
    すてきな絵本。

    投稿日:2011/11/19

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  •  両親に毛色が少しも似ていないあかねこちゃん。
     家族は、不思議に思ったり気の毒に思ったり。
     なんとか両親の毛色に似せるよう一生懸命考えてくれる兄弟たち。

     でも、あかねこちゃんは自分の毛色を気に入っています。
     「みんなと いっしょなんて つまんない」って、思えるあかねこちゃん。
     “そのままの自分”を愛せるって強いんですね。
     家出という形ですが、あかねこちゃんは兄弟の誰よりも早く自立です。
     あおねこくんとの出会いまでの道のりは、あかねこちゃんの人生にも思えます。
     たくさんの経験・淋しさも知った心模様。
     そして、・・・。

     自分の個性を愛せるって、素晴らしい。
     とかく、親の「どうしてうちの子は、・・・なんでしょう」なんていう悲嘆を耳にすると、子どもは自信を失いがちになるものです。
     が、あかねこちゃんは、とにかく誰がなんと言おうと“ありのままの自分”が、好きって言うところが彼女の軸ですね。

     お子さんが、“ありのままの自分”に改めて自信を持てるようになれる作品だと思います。

    投稿日:2011/11/13

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  • 世界は広い!

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    白いねこと黒いねこの子供なのに、赤い毛のあかねこ。

    たいがいそういう設定だと、あかねこは自分が周りと違うことに悩んだりしそうだが、このあかねこは違う。

    むしろ、人と違うことを喜んで受け入れて、そしてもっと広い世界へ行ってみようと、家族のもとを離れるのです。

    まわりと違っても、自分が自分自身を誇りに思っていれば、まわりの接し方も違ってくるだろうし、なにより自分が自分らしく生きられることが、素晴らしいことだと思う。

    なかなか深い内容の本だと思います。

    投稿日:2011/11/10

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  • かわいいあかねこちゃん

    • ローサさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    3年生のクラスで読む本を探していてであいました。

    かわいらしいあかねこちゃん、自分のことが大好きなのね。簡単なようで、実はとっても難しいのが「自分のことを好き」と思えること。

    お母さんもお父さんも、兄弟たちも、みんなが優しく思いやりのある家族だったから、あかねこちゃんもこんな風に自信が持てたのかも。。

    独り立ちする時期が、やや早かったかもしれないけれど自然な形で大人になれたように感じました。

    いろいろな意味で、いろいろな角度から読める本ですね。

    挿絵もかわいらしく、自然なタッチなので自然体で構えず楽しめる絵本です。バランスもすごくいいです。

    小学生に、と思いましたが、実はいろいろな年代(中・高生の教室でも)読めてしまいます。

    それとなく読んだけど、実はすごい絵本でした。

    読み聞かせでは、ラストの閉め方が難しそうですが、読んであげたいです。

    読み時間:4分

    投稿日:2011/11/08

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  • 心の中もカラフルにしてくれる一冊

    • あかねずみさん
    • 40代
    • その他の方
    • 福岡県
    • 女の子12、女の子9

    小学校5年生に読み聞かせしました。
    表紙を見たときは、「うわぁ、赤いネコや」と言っていた子どもたちも、読みはじめるとすぐに絵本の中に入り込んでいきました。

    カラフルネコちゃんのページでは、歓声があがりました。
    メッセージ性のあるストーリーと、遠目にもはっきり、でも何だかとても暖かい絵が、読み聞かせにはぴったりでした。

    幼い子には、「人と違っていても自信を持って、自分を好きでいて
    あげようよ」と言っているようでもあり、

    思春期の子には、「もし今の自分がありのまま受け止めてもらえないと思っていても、一歩踏み出せば、必ず受け止めてくれる場所があるよ」
    と言っているようでもあり、

    子育て中のお父さんお母さんには、「人と同じを基準にすることなく、そのままの子どもの個性を受け止めてあげようよ。」と言ってるようでもあり・・・

    いろいろな年代の人に読んでもらいたい一冊です。

    投稿日:2011/10/24

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  • 感動できた

    この絵を書いている方が大好きなので

    その流れで読んでみました。

    ちょっと大人っぽい絵本ともいえるでしょうね。

    なんと言うか主人公のねこの気持ちが

    とっても分かりやすくかかれてました。

    最後のオチは何を訴えたかったのか。

    それは人それぞれのオチでいいと思います。

    投稿日:2011/10/14

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  • 考え深い本。

    しろねこ母さんと、くろねこ父さんから生まれた主人公の「あかねこ」

    親の戸惑いをよそに、わたしはわたし。
    そのままの自分がよかったの。なんて、しっかりしているのでしょう。

    親は、この個性を見守ってやるべきだったのでは?

    家族なのに疎外感を我慢できなくなったあかねこは、家を出ます。
    そして、あおねこと出会い、素敵なな家族を作ります。

    家を飛び出して良かったな〜と思うあかねこでしょう。
    しかし、親としてはどうなんでしょう?

    これは、子供に贈る絵本を通して、子を持つ親に投げかけられた絵本ではないかと、改めて考えさせられた絵本でした。

    投稿日:2011/10/17

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  • ひととちがう素晴らしさ

    まわりと同じが安心という感覚は日本人特有ではないでしょうか。海外に行って、自分の意見や自分らしさが出せない人間は相手にされません。この本を読んで、ぜひ今の子どもたちに「ひととは違う自分らしさ」を大切にしてほしいと思いました。自分と違う相手を認めることから人間理解がスタートすると思うので。

    投稿日:2011/10/07

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  • 親への激励のように思った

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子10歳、男の子7歳

    西村さんの本なので読んでみました。ユーモア本が多い西村さんですが、真面目で深ーいテーマでした。

    一匹だけ違う色で生まれた、あかねこ。
    親は一生懸命普通のねこにさせようとするけれど
    それでも自分を通すあかねの意志の強さ、自己肯定感を持ってる姿に
    清々しさを感じました。

    自分の意思をしっかり持っていれば
    いつかきっと理解してくれる人に出会って幸せになれる。普通にこだわらず
    親もしっかり子供を育てなさいと、言われてるような気がしました。
    この本は、ズシーンとくるのは親世代じゃないかなーと思います。

    最後の7色の猫の虹のページが、物語のテーマを象徴していていいですね。

    投稿日:2011/10/04

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