意地っ張りで素直になれない幼なじみの二人の小さな恋の物語です。
途中まではずっとイヤミの応酬(笑)
差出人の名前も
「元」友達のジャネット(リチャード)より
と記載されています。
イヤミの応酬がどんどんエスカレートし、ついにリチャードが
「落ち込んでる人間を傷つけるなんてサイテーだ」と返信し、
ジャネットは言い過ぎたことを後悔しているのか、泣きながら返事を突き渡します。
ここが気持ちの転換点になったような。
やがてリチャードが野球チームの欠員の代わりをジャネットにお願いしたときには、差出人の「元友達」の枕詞が消えていました。
絵柄にも笑顔の二人と、物理的な距離も縮まる二人が描かれていて
心の接近がとてもわかりやすく表現されています。
そして最後には「友達のリチャードより」になってハッピーエンド。
本当に可愛らしい絵本です。