「動物大せっきん ライオン」 みんなの声

6歳の息子と読みました。

普段特に動物に興味のない親子ですが、
この一冊はとても面白かったです！

さすがアフリカで25年活動してきた活動家の写真だけあって、
躍動感溢れる野生のライオンを見ることができます。

そして、普段知られざるライオンの生態。
牙を見せ合って求愛すること、
戦いに敗れた雄ライオンはたてがみが抜けること、
群れの中のリーダーの雄を人間が殺してしまうと、
その結果としてどういったことになるか。

「ライオン」って普段動物園で見るものだと思ってた
私たち親子にとって
野生の、ホンモノのライオンについて
今まであまりに知らなさすぎたなぁと思いました。

また、今、世界中に生息するライオンの数にもびっくり。
ライオンに対する認識がかなり甘かったことに気付きました。

作者のご夫婦は、ライオンを守るために、
「自然を大切に」というメッセージを発しています。

この本を一冊でも多くの人が読んで、
作者のメッセージが一人でも多くの人に伝わるといいですね。

同じ「動物大せっきん」シリーズのグリズリー、チータを紹介した本がとても面白かったので、他の動物バージョンも読んでみたいと思いました。
危険な目に遭いながらも、ご夫婦で25年以上にわたってライオンを観察し、写真や映像をおさめてきたとのこと。どれも迫力がある写真で、ライオンへの愛に溢れているのがよくわかります。
野生のライオンは運が良ければ15年くらい生きるそう。短くても中身の濃い一生を送っている様子が伺え、感動しました。