私が子どもの頃は町の商店街に『お豆腐屋さん』はあって当然で、この絵本のみっちゃんのように(お店の外からでしたが)豆腐を作る様子を、見たこともあります。
今の子どもたちは、なかなかこういったようすを見ることは少ないですよね。
この絵本でも登場する、豆腐をつけてさらしておく大きな入れ物の水、とても冷たいんですよ〜。だから、お豆腐屋さんの手はいつも赤くてガサガサしていたなぁと、この絵本を読んでいて思い出しました。
この作品はそんなお豆腐屋さんの朝の仕込みの作業を丁寧に描いてくれているので、見応えがあります。
1つ1つの説明も端的でわかりやすいので、小学校の2,3年生くらいなら十分理解できると思います。
読み聞かせに使っても悪くはない作品ですが、個人的には一人読みでじっくり読んでもらいたい気もします。
テーマを決めてブックトークで紹介したい作品です。