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6件見つかりました
やなせたかしさんののほほんとした絵とは対照的な考えさせられる内容です。 小さな国へ送られてきたゾウ・ジャンボとゾウ使い。 小さな国の王様と国民。 平和は周りの国でおこる戦争で壊されそうとしてます。 食べるものがない。 食べ物をもらおうと芸をするジャンボ。 苦渋の決断をする王様。 最後は自分がと大好きなジャンボを殺す事にするが。。 想像の話でも、現実の戦争ではありえる話。 その奥深さをこの1冊に書き留められるのはさすがです。 でも、最後は明るく終わってくれてうれしいです。 まだ内容を理解できてはいない息子にもう少し大きくなってからもう一度ちゃんと読み聞かせてあげたいとおもう。 そしてどう思うかを聞いてみたい。
投稿日:2009/03/31
この絵本は、こどもが「アンパンマンを書いた人の絵本だね」と言って図書館で借りてきました。 表紙だけ見ると、かわいい象の絵なので軽く読める話なのかなあと思っていましたが、実際読んでみると重い話でした。 読んだあと、こどもは真っ先に「せんそうってなに?」と聞いてきました。 私は、「国と国がけんかして戦うことだよ」と答えました。 すると、「にほんもせんそうしてたの?」と返されたので、 「おじいちゃんがこどもの頃、にほんでもせんそうしてたんだよ」という話をしました。 せんそうってよくないよね。 おともだちと、きょうだいと、かぞくとなかよくできたらいいね。 とこの絵本を通して深い話ができました。
投稿日:2009/01/19
小さな国に贈られてきた、象のジャンボと象使いの子供のお話です。 小さな国の両隣の国が戦争を始めました。 戦争が続くにつれ、食糧難に・・・。 王様は、ジャンボを殺して食料にしようとしますが・・・。 実際、戦争中に日本で象が殺されました。 そう考えると、なんだか考えさせられる1冊となりました。
投稿日:2005/09/09
タイトルが「さよならジャンボ」だったので、てっきりジャンボとお別れをする内容かと思いましたが、反戦のお話でした。 戦争は多くの幸せを奪い、戦争に参加していない国にも悪影響を及ぼします。 ただそこに住んでいただけなのに。 何もしていないのに。 国に食べ物がなくなって、王様は最後の決断をします。 それがどんなに苦しいことであろうと、トップである王様は決断しなければいけませんでした。 幸いにもそれは回避できましたが、戦争はこんなことまでさせるのかと、悲しい気持ちになりました。
投稿日:2024/06/05
2つの国の間に立って、中立を守った国の平和論でしょうか。 やなせたかしさんの手にかかると、これ以上ないほどの甘さに仕上がるのですね。 でも、戦争をしていた国は滅んでしまったという、隠れたブラックがあることも気にかかります。
投稿日:2023/07/05
やなせたかしさんの作品という事でセレクト。 戦争の愚かさがやんわりと語られる寓話のような読後感です。 小さな国の王様と、3人の国民のおはなし。 ある日、南の国から、ゾウのジャンボと、ゾウ使いのバルーが届けられます。 なんとも奇想天外ですが、ここは友好の証という事でしょうか。 ところが、東の国と西の国で戦争が始まり、 この国もひもじくなってしまうのです。 当事者でなくても影響を受けてしまい、 王さまが苦渋の決断。 戦時下ならではの発想です。 ところが、そのジャンボが活躍、戦争は…。 題名の「さよなら」が気になりますが、 「また あした」に希望を感じます。 やや難解ですが、戦争の愚かさはマイルドに体感できそうです。
投稿日:2023/06/29
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