子どもが転んで、痛くて泣いてる時のおまじない、
「いたいの いたいの とんでゆけ〜」は、
どのお母さんも言った経験があると思います。
もし、この痛いのが本当に飛んで行ったら?
面白いでしょうね。
飛んでいった先が、鬼のところへ。
な〜んにも悪くないのに、鬼だってたまりませんよね。
鬼は怒ってどうすると思います?
なんと、ばあさまを鬼のお風呂に入れてあげるんです。
その理由は・・・
優しいですね。
自分は痛い目にあったのに・・・
優しいさよちゃんが、飛ばした「いたいの」だったけど、
すべては優しさから。
とばっちりをくった鬼も優しかったし、
お礼にと、おだんごを飛ばしたりと、
みんなの優しさにあふれたお話でした。
木版画の絵は、昔風であたたかみがあって素敵です。
年長さんの読み聞かせに使いましたが、
年中さんからでもいいと思います。