「わがままいもうと」 みんなの声

熱を出した妹を喜ばせたいために、とにかく頑張るおにいちゃん！
一ページに一行で、とにかくテンポがいいので、意外と長いんですが、ぐんぐん読めちゃいます。しかも兄妹の会話がユーモラス。息子はとっても面白かったようです。
うちの子とは大違いですが、あんな風に育って欲しい、とついつい思ってしまうような、優しい理想のお兄ちゃんです。

大好きな村上康成さんの一冊。
題名が題名なだけに…。
８才、５才の兄弟に、妹のイメージが変わったようです。
こんな妹はいらないなぁ〜。
率直な感想を一言ぽつり。

この本は、妹の話ながら、のんびりした長男の特徴を
よく表しているなぁ、と感心しました。
さすが、ねじめ正一さん。
でも、お兄ちゃん、自分の今の状況、
もうちょっとよく考えてみようよ〜。

「アイスクリームが食べたい。｣
と言う、病気の妹のために、百円玉をもってお菓子屋さんに走ったおにいちゃん。せっかく買ってきたのに、食べたいものは、それじゃないと言うのです。そして、もう一度、お菓子屋さんに買いに走るのですが、それもまた違うって…
なんてわがままな妹なんでしょう。でも、その気持ちをかなえてあげようと、一生懸命がんばるおにいちゃんの気持ち、痛々しいです。
普段は、けんかばかりしていても、病気になったら、やっぱり心配で、ついつい優しくなってしまう、そんな素敵なきょうだいの様子に、心が温かくなりました。
でも、そのために、おにいちゃん、とんでもないできごとにあってしまいます。愛らしい絵の描き方も、なかなかいい味を出していると思います。

なぜだか、読んでてすっごく笑えます。大声を出して笑えるんです。アイスを食べ過ぎてお腹の調子が悪いところなんかが特に笑えます。お兄ちゃんの妹思いがすごく伝わってきます。熱を出してる妹のわがままを素直に聞いてあげるお兄ちゃんの優しさが好きです。それにしてもおにいちゃん頑張りました。子供でも、何度も買いに行くと気にするんですね。ちょっと以外でした。妹が良くなれば、きっと兄弟喧嘩もするんでしょうね。喧嘩するほど仲がいいっていうもんね。ねじめ正一さんの文章と村上康成さんの絵が名コンビでぴったり合っていました。

我が家は姉妹。

妹に対抗意識バリバリのあまりやさしくないおねえちゃんになりがちな長女に
読ませてみたくてこの絵本を手にとりました。

このお兄ちゃんってば、妹にあまあま。
これは、兄と妹の設定だからこうなのかな〜
同姓じゃ、なかなかこうはいかないんじゃないかな〜　

お熱を出した妹が「アイスが食べたい｣っていうもんだから
お兄ちゃんは１００円玉を握りしめてお菓子やさんへ走ります。

お兄ちゃんの一生懸命がなんとも可笑しい
冷蔵庫がないのか？この家には？？？　なんてつっこみながら子供達と読みました。

私自身　小さい頃から　すごくお兄ちゃんが欲しかったんです。
この絵本を読んで「やっぱりお兄ちゃん欲しかったよ〜〜」と思いましたね〜強く！
だってこのお兄ちゃんったら　妹のワガママさえも「かわいい♪」なんて言えるほど妹大好き！妹のためならなんのその！・・・なんですから。
すごく面白い展開なんだけど　妹思いのお兄ちゃんの優しさにジーンときてしまう絵本です。オススメします！！

妹のワガママ放題の挙句に
お兄ちゃんは最後　大変なことになってしまうんだけど
娘はこのおにいちゃんの可哀相な場面で大笑いしてしまうんです＾＾；
擬音がいっぱいで　語呂がいいのが楽しいんでしょうね。
村上さんのイラストがかわいく　シンプルにまとめられているのも
すごく素敵だなと思いました。

おにいちゃん、えらいぞ！
熱出てわがままを言う妹の事を「かわいくなって」ときみは言うが
きみの方が私は断然かわいいぞ！

ひたむきにいもうとの要求に応えようとするおにいちゃん。
なんど、わがまま言われようと怒りもムカつきもせずひたすら
走るおにいちゃん。

後半、自分が大変な試練に遭おうとも妹の為に頑張ったおにいちゃんを
私の子供にしたいくらいよ。

うち、男の子いませんから・・・

かぜをひいて寝込んでいる妹が、お兄ちゃんに
いろんな頼みごとをするのです。
あれを買ってきて、いや、やっぱりこれがよかった、
という感じに。
気のやさしいお兄ちゃんは、病気で動けない妹のために
汗水たらして走り回るのですが・・・

そんなお兄ちゃんの一所懸命さ、けなげな感じが
なんともかわいらしい。
そして逆に、妹は自分の願望のままに動く、
そのふたりのやりとりが、今の、うちの子二人を見ているようで微笑ましいのです。

読み終わった後、小学一年生の息子が
「妹が病気でかわいそうだったね」という感想でした。

妹のために走り回った挙句におなかを壊してしまう、主人公のお兄ちゃんをいたわる感想ではなく、
それでも妹を心配するうちの息子は、このおはなしのお兄ちゃんと同じでした・・・。

優しい気持ちになれる一冊でした。

兄弟って普段はとぉぉぉっても憎らしい！
特にけんかの後なんか！

でも不思議と具合の悪い姿を見ると
かわいそうになって何でもしてあげたくなっちゃいますよね。
そんな子供ながらの観点で妹をかわいがる
お兄ちゃんの姿です。

保育園程度だと出来ないけど
小学生だとこんなことしてくれるんだ･･･
と思ったり
子供って目先のことでいっぱいなんだなぁ〜
と思ったりします。

最初NHKのてれび絵本で見て
本屋で見つけたときは大喜び。

子供には本を見せてから
てれび絵本の録画を見せました。

お父さんも描写が面白いのか子供に読んでくれました。

わがままな妹にも怒らずに妹の意見をしっかりと受け止めて聞いてあげるお兄ちゃんが素晴らしかったです。兄弟愛が全てのページに表れておりとても感動しました。村上康成さんの絵もほのぼのしておりこのお兄ちゃんの表情が見事に描かれていたと思います。今度はお兄ちゃんが妹の立場になった時に妹も同じことをしてくれると思いました。頼もしいお兄ちゃんを持った妹は本当に幸せだと思いました。お兄ちゃん大活躍の絵本なので娘も兄弟が出来たらまた読んであげたいと思いました。