「いっくんのでんしゃ」 みんなの声

こどものとも年中向きで、次男が幼稚園時代に園からもらってきました。
お部屋を出発したいっくんの電車には、いっくんを始め、お部屋の仲間達がたくさん乗っています。そして、海と山を満喫して、またお部屋に戻ってきます。どうやら、いっくんたちは、度々こんな小旅行を楽しんでいる様子です。
絵が柔らかく、可愛らしいので、ページをめくるのが嬉しくなるような絵本です。
年中向きとなっていますが、文章が短いし、擬声語も多く、楽しいアイテム（海で泳ぐ、皆でお風呂、金色葉っぱのじゅうたん、などなど）もたくさん出てきますので、もっと小さい子どもでも充分楽しめる絵本です。

お友達のＲさんから、プレゼントでいただきました♪
表紙を見るだけでワクワクします♪
私の最も好きな色＝水色の電車に、いっくんらしき男の子と、なんだか楽しい仲間たちが乗ってる、ほのぼのとした素朴な感じの絵☆
夕食の支度で忙しく、すぐに読んであげられなかったら、待ちきれずに、ひとりでページをめくって眺めていた次女！
帰宅したパパに、｢きょうね〜、すごい本、読んでもらうんだよ〜！！」と報告したそうです。

待ちにまった、寝る前の、絵本タイム♪
次女と一緒に、ページをめくると、おもちゃの電車で遊んでるいっくんの絵。
でも、次のページでは、もう電車に乗り込んで、運転士になってるいっくん。
行く場所も、ステキ。ワクワクします。
遊んでる間は、駅に停車したまま・・・しかも、おふろまであるなんて！！

なんか、せかせか急いで、秒単位の遅れも許されないような、現代社会で起きた、悲惨な電車事故を思い出し、｢いっくんのでんしゃみたいに、ゆったりでんしゃだったら、よかったのにね〜。」なんて思ってしまいました。

電車遊びが好きな男の子はもちろんですが、次女みたいに、そんなに電車に思い入れのない女の子でも、充分楽しめますよ〜♪すっかり、お気に入りの様子！これから、毎晩読まされるかも？！

色鉛筆で描かれたほのぼのとした雰囲気。
いっくんとお出掛けするのは不思議なとりあわせの動物たち。
ふくろうにヒヨコ、ねこ、たこ、ハムスター、鴨（？）、
ペンギン？（息子は青いあひるもどきの鳥をペンギンと呼びます）。
電車を運転したり、トンネルを抜けたり、
海で泳いで砂浜で遊び、お風呂に入り、
落ち葉に飛び込んだり、かくれんぼしたり。

画面の随所にも子どもの好きそうな物がちりばめられていて、
なんでこんなに子どもの、特に男の子の心をくすぐる
ものが多いんだろうと思ったら、作者も男の子のお母さん。
あぁ、やっぱりと納得しました。
いっくんとお出掛けする動物たちもいっくんのぬいぐるみです。

「こどものとも年中向き」ですが、文字が少ないので、
もうすぐ２才の息子でもとても楽しんでいます。
海でも落ち葉の森でも遊んだことはないけれど、
いっくんと動物たちと一緒にお出掛けしてるようです。
先日は「わーふかふかだ」と言って、突然、床にごろんと
したのでびっくり。
いっくんが落ち葉に飛び込む場面をまねしていました。
最後の「また　どこか　いきたいねー」のセリフを言い終わるか否や、
「もう一回！」と最初のページに戻ります。
ページをめくるたびに新しい発見もあり、
まだ知らない世界だけど空想がどんどん広がっているようです。

いっくんが電車のおもちゃで遊んでいます。
ぼくが運転手。発車しま〜す！
ということで、お友達を連れて夏の海や秋の山へ遊びに行きます。
最後は、一周回って、「いっくんのへやえき」へ。

やさしい感じの絵で、描いてあります。
電車好きの我が子の頭の中を覗いているようでとても楽しかったです。
もちろん、子どもも大好きで、「いっくんといっしょに」電車を走らせているかのように、「ガタン　ガタン　ゴトン　ゴトン」と読んでいます。
何よりも、自分がしたいことをいっくんがしているからでしょうか、僕はあっち、僕はこっちと絵本の中で遊んでいます。
また、かくれんぼしているお友達を見つけるのも大好きです。

最後は、「また、いっしょにあそぼうねー」と本を閉じています。