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バーナデットのモミの木」 みんなの声

バーナデットのモミの木 作:アンデルセン
絵:バーナデット・ワッツ
訳:ささき たづこ
出版社:西村書店 西村書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1999年
ISBN:9784890138784
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,512
みんなの声 総数 13
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  • 『今をよろこぶ』

    早く大きくなりたいモミの木。
    モミの木のいる場所は日当たりがいいというようなささやかなけれど大切な喜びには全然気がつかないまま、大人になりたい、そして、どこかにいってみたいと思うのです。
    おひさまの光がいう「ここにいることを、よろこびなさい」という言葉もよくわかりませんでした。

    ある年のクリスマスにとうとうモミの木が切り倒され、あるおうちのクリスマスツリーとなります。きれいにしてもらえてとっても喜ぶモミの木。しかし、クリスマスが終わるとモミの木は・・・

    バーナデットの絵がとても美しく、我が家ではクリスマスのころには、表紙が見えるように、飾っています。

    「ここにいることを、よろこびなさい」が胸に残る絵本です。

    モミの木の「もっとたのしめるときにたのしんでおけばよかったなぁ」も子育て真っ最中の私にも胸に残る言葉です。
    子育てをもっともっと楽しめるときに楽しまなくちゃ!

    息子にはどう伝わっているかはよくわかりませんが、3歳のころにこれをよんでからは、クリスマスツリーのてっぺんには金色の星が必要と思い込んで、ついていないツリーをみると、ないない!と大騒ぎでした・・・

    投稿日:2008/11/25

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  • 素敵なイラスト!

    アンデルセン童話の名作「モミの木」のお話です。
    有名なお話だけに,いくつかの絵本も出版されているので,読み比べてみるのも,それぞれ雰囲気や味わいが違って面白いですね。
    こちらの「モミの木」は,バーナデットワッツさんのイラストが美しく優しく温かみを感じます。
    表紙のイラストからして素敵でうっとりしてしまいました。
    幅広い世代に合う「モミの木」の絵本だと思いました。

    投稿日:2015/12/04

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  • アンデルセンのおはなしです
    バーナデットの絵が優しさに包まれていて 引き込まれます
    小さいモミの木は 早く大きくなりたいと願うのです
    でも「ここにいることを よろこびなさい」

    意味が分からないで、大きくなり クリスマスのツリーとなるのです

    そこで見たもの 聞いたものは 喜びに満ちていましたが・・・・

    クリスマスが終わると モミの木はやねうらへ
    そこではじめて モミの木は 「もっとたのしめるときに 楽しんでおけばよかったなあ」 気が付くのです

    そんなものかもしれません 幸せを求めつづけて  満足できない
    これって 人間も同じですね。

    何がしあわせか 気が付くのは その人の生き方かもしれませんね

    モミの木から 学びました
    「ここにいることを よろこびなさい」  その意味を知るのは自分であり あなたですね

    投稿日:2014/12/25

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  • しんみり

    クリスマスの、定番のお話なのでしょう。
    去年は、別の作者さんでこのお話を読んでいました。
    キリスト教のお話では、ないと思います。
    でも、とても精神的な事柄です。
    宗教色がないので、クリスチャンでない私達にも、読みやすいと思いました。

    投稿日:2013/12/03

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  • 感謝のきもちを持つこと

    結局、モミの木は幸せだったのでしょうか?

    幸せだったそのときに自分がどんなに幸せだったか気づけなかったから不幸だったのか、
    それとも、あとからでも気づくことができたから幸せだったのか…。
    望み通りクリスマスツリーとして飾られることができたから幸せだったのか、
    たった一晩飾られたあとは放り出され、最後にはたきぎとして燃やされてしまうのは不幸なことなのか…。

    どんなに考えても答えは出ませんが、それが当たり前だと思います。
    同じ境遇でもそれを幸せと感じるか不幸せと感じるのかはその人次第。
    その人が幸せかどうかということは、まわりが決めることではなく、
    その人自身の心の持ちようでしか決められないことだからです。
    (モミの木は人ではありませんが。)

    クリスマスというと、プレゼントをもらっておいしいケーキやご馳走を食べて楽しく過ごす、
    というイメージが一般的だと思います。
    でも本来の意味は、イエス・キリストの降誕をお祝いするということ。
    それはすべての人が愛され、許されている、ということの証しでもあります。

    キリスト教に関心のない人にしてみればどうでもいいことなのかもしれませんが、

    『今、自分に与えられているものに気づいて感謝する。』

    そんなことの大切さについて、この切ないお話をきっかけに
    静かに考えてみるクリスマスもたまにはいいのではないかと思うのです。

    ただこのお話、簡単に言ってしまえば、
    『恵まれた環境に気づくことができずに外の世界ばかりをうらやんでいたモミの木が、
    自分がどんなに恵まれていたのか気づいた時にはすでに遅く、結局悲しい最後を迎える』
    …ということになりますが、単純にそうとらえてしまうと救いがないような気がします。

    内容が深いだけに、いろいろなことを読み取る力のついてきた高学年のお子さんに読んであげたい本だなと思いました。
    小さい子たちには、もう少しお預けにしておこうかと思います。

    投稿日:2012/12/20

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  • クリスマスの主役

     クリスマスといえばモミの木。日本ではあまり見られませんが、欧米では、本物のモミの木が飾られるそうです。
     クリスマスの主役のモミの木の一生が、描かれているお話は、人生と重なって見えました。
     
     華やかで楽しいクリスマスもいいけれど、この絵本を読みながら、静かに、しみじみと過ごすのもいいなと思いました。
     
     お話にぴったりのバーナデットワッツさんの絵が、本当にすばらしいです。

    投稿日:2012/10/03

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  • しあわせって何だろう

    ちいさなモミの木にとって、大きな木が切られて船に使われて海を渡ることが憧れでした。
    ちいさなモミの木にとって、切られてクリスマスツリーとして飾られることが憧れでした。
    だけど、大きくなったモミの木は望みどおりにクリスマスツリーとなったら、いろいろな現実が待っていました。
    クリスマスが終わり、枯れてしまったモミの木。
    邪魔にされたモミの木。
    最後には火にくべられて燃えていくモミの木。
    昔を思い出しながらため息をつくモミの木にとって、しあわせって何だったのでしょう。
    この物語は、決して後悔や、否定形では語られていません。
    きっとモミの木は幸せだったのです、もっと別の生き方があったかもしれない。
    もっと楽しめたかもしれない。
    でもそんなもんじゃないかな。
    モミの木は、人生そのもののような気がしました。
    切られてしまったら、後は枯れるだけだけど、切り倒されることなく、育ち続けることだけが幸せではないかもしれない。
    このお話を読みながら、なんだかしみじみとしてしまいました。

    投稿日:2012/04/05

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  • 切ない

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子10歳、男の子7歳

    図書館のクリスマス本のコーナーに置いてあって手に取ってみました。

    森に生えていた小さなモミの木。成長し、人間の家でクリスマスの日にきらびやかに飾られたのもつかの間・・
    最後は薪となってしまうまでの、モミの木の心の推移が描かれています。

    このお話をどうとらえたらいいのか、消化しきれないでいます。
    何度も何度も読むたびに、その時の自分の気持ちや置かれた立場と重なって
    違う感想を持つのだろうなあと思いました。
    今回初めて読んだ感想は、それがモミの木に与えられた使命だったのかな・・と
    その使命が切ないなーと思いました。
    人間のエゴのようなものも感じました。お話は淡々とモミの木の気持ちを救いながら進んでいくので
    心にずっしりと響きました。

    投稿日:2011/12/10

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  • 生き急がない

    有名なお話ですが、初めて読みました。
    現状に不満を持たず、今の環境を大切にしましょうというお話。

    「早く大きくなりたい」と思っている子って、たくさんいると思います。今見えていないものもあるんだよ。口うるさいお母さんだって、今見えていない「環境」に入っているハズ。
    今の時代だからこそ、のんびり子ども時代を楽しんで欲しいな。
    とはいえ、大人にも言えますよね。

    観点を変えると、木ってのは無駄なく使えるんだなぁとも。
    うちは薪ストーブなので、季節的にも身近なお話。こんな風に言ってるのかなぁと、娘と話しました。

    ワッツ絵がきれいです。

    投稿日:2010/12/23

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  • 自分の人生に重ねて

     バーナデットの絵に惹かれ、この本を手に取りました。
    アメリカで、この季節になると、毎年目にしていたモミの木売り場の光景。売り場と言っても、山の中腹に広がる広大なモミの木の森。そこにあるのはすべて、クリスマス用に苗木から植えられた木々です。その中から、気に入った木を自分で選び、根元から切ってもらいます。
     今までモミの木の立場になって、モミの木の気持ちを考えたことなど1度もなく、ただ単に「クリスマス商戦」の一環として、ツリーを見ていただけでした。

     華やかに飾り付けられたモミの木。クリスマスツリーとして新たな息吹を注ぎ込まれ、人々の心を輝かせてくれます。でも、クリスマスが終わったあとは・・・?
     「悲しいお話だった。」と、娘の心にもモミの木の寂しさが残ったようでした。果たしてモミの木が本当にしあわせな生涯を送ったのか・・・それは、何も語らないモミの木のみが知っていることなのでしょうね。

     「ここにいることを、よろこびなさい。」
    早く大きくなって、もっと広い世界を見てみたい、と願っていたモミの木に、お日さまが言った言葉ですが、私も若い頃には、モミの木と同じく、外へ外へと心が向いていました。
    その後、数カ国で暮らし、いろいろな国を旅して、再び自分が生まれた場所へと戻ってきた今、お日さまの言葉が心の奥深くまで染み入っていくのを実感します。

     私にとっての特別なクリスマス絵本。
    これからもずっとここにいることに喜びを感じながら、モミの木のことを忘れないでいたいな、と思います。

    投稿日:2010/12/23

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