早く大きくなりたいモミの木。
モミの木のいる場所は日当たりがいいというようなささやかなけれど大切な喜びには全然気がつかないまま、大人になりたい、そして、どこかにいってみたいと思うのです。
おひさまの光がいう「ここにいることを、よろこびなさい」という言葉もよくわかりませんでした。
ある年のクリスマスにとうとうモミの木が切り倒され、あるおうちのクリスマスツリーとなります。きれいにしてもらえてとっても喜ぶモミの木。しかし、クリスマスが終わるとモミの木は・・・
バーナデットの絵がとても美しく、我が家ではクリスマスのころには、表紙が見えるように、飾っています。
「ここにいることを、よろこびなさい」が胸に残る絵本です。
モミの木の「もっとたのしめるときにたのしんでおけばよかったなぁ」も子育て真っ最中の私にも胸に残る言葉です。
子育てをもっともっと楽しめるときに楽しまなくちゃ!
息子にはどう伝わっているかはよくわかりませんが、3歳のころにこれをよんでからは、クリスマスツリーのてっぺんには金色の星が必要と思い込んで、ついていないツリーをみると、ないない!と大騒ぎでした・・・