新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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きもち」 みんなの声

きもち 作:谷川 俊太郎
絵:長 新太
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:2008年02月
ISBN:9784834014884
評価スコア 4.45
評価ランキング 11,175
みんなの声 総数 43
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43件見つかりました

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  • 変わりゆくキモチに鋭敏でいたい

    • ポピンズさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 女の子8歳、男の子3歳、男の子0歳

    まさしく絵が力強く語る「絵」本でした。
    絵を見るだけで、コトバにするまでもない(コトバにする必要のない?)「気持ち」だけが浮かんでは消える。。。
    絵に見入って、次々ページを繰るうちに、出会うコトバ「いろんなきもちがうまれてはきえ/きえてはうまれる」
    ハッとしました。
    そう、キモチは、次々と変わっていくもの。
    場面場面の、この絵本の絵のように、絵巻物のように。
    そのつど変わっていく気持ちに、リアルタイムで、いつも敏感でいたいと思いました。
    子ども達の気持ちに。
    自分自身の気持ちに。
    そしてまた、ひとつのきもちにとらわれることもよくないことに、気づかされました。
    子どもの感覚は、子どもだからこそ、持てる感覚もあって、その感覚があればこその、次々めまぐるしくうつりゆく「きもち」
    うっかり、ついつい忘れていた、忘れてはならないことを、「絵」本のチカラと、谷川さんの天才的なコトバで、教えてもらった一冊でした。

    投稿日:2011/09/07

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    3
  • 心にグサッと、来ました。反省中です。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    この絵本を図書館で借りてきたころ、ちょうど夫婦ゲンカしてしまったんですよね〜。
    夫婦が喧嘩しているあたりのシーンには一言も文字がないのですが、だからこそ、グサッと、余計に身に染みました〜。喧嘩してごめんね。反省してます。
    子どもはこういうの見るのきっとほんとに、とても嫌ですよね。

    この作品は、子どもたちより、むしろ大人が読んだ方が心にくる作品かも知れません。
    もちろん、友達の物をうっかり取っちゃったときの“気持ち”も描かれているので、その辺は子どもたちにもよく伝わると思いますが……。

    投稿日:2011/08/07

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    3
  • 気持ちを考えるきっかけになる絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    絵を長新太、文を谷川俊太郎による、1978年のかがくのともに掲載されたのが最初の作品。
    それが2008年に発刊されたもの。

    前半は、長さんがいろんな気持ちを絵で表現します。
    優しい気持ち、怒る気持ち、恥ずかしい気持ち、怖い気持ちなど、子供にとってきっと思い当たる節のあるシーンが登場します。
    それ以上に、読み手の大人にとって、懐かしく思う気持ちで一杯になるのではないでしょうか?
    遠い昔を思い出させる、そんなシーンが目白押しだと思います。

    後半には、谷川さんの文章も登場します。
    「こどもも おとなも
    きもちは おんなじ。
    でも じぶんのきもちと
    ひとのきもちは ちがう。
    ひとが どんな きもちか
    かんがえてみよう」
    心の琴線に触れるフレーズだと思いませんか?

    気持ちを考えるとは、自分の気持ちを考えることと、人の気持ちを考えるという2つの側面があります。
    この本を読んで、子供が少しでも気持ちを考えることが出来れば良いと思います。
    大人も、改めて気持ちについて考えるきっかけになるので、年齢を問わずオススメしたい作品です。

    投稿日:2011/08/27

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    2
  • きもちに耳をすます

    「きもち」です。
    自分のきもちと人のきもちは違う。
    それぞれのきもちに耳をすまして、考えてみる。
    そんなことを意識させてくれるのが、この本です。

    変装した友達が急に飛び出してきたシーン、
    娘に「驚いている子は何て考えていると思う?」
    と聞いてみました。
    「くるまをかしてあげようとおもってる。」
    なるほど・・・手にはミニカー。
    でも私なら、「も〜っ!(驚いた!!)」かな?
    次のページをめくってビックリ!?
    笑顔でミニカーを貸してあげている姿がありました。
    子どもの気持ちは、子どもの方が、よく分かるんですね。
    私と娘。親子でも、自分のきもちと人のきもちは違う。
    まさに実感の一冊でした。

    投稿日:2011/08/29

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    2
  • 静寂の中で・・

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子2歳、男の子0歳

    言葉がない分、余計に
    「かなしいお顔している」
    「パパとママ喧嘩してる」
    と様々な事を繊細に感じ取っているようでした
    静寂の中にあったからこそ
    最後の
    「じぶんのきもちと ひとのきもちはちがう
    ひとがどんなきもちか 
    かんがえてみましょう」という言葉がしみわたっていく感じがしました
    3歳児には時期的にもちょうど良かったです

    投稿日:2011/02/04

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    2
  • 自分に置き換えて

    幼稚園で最近物の取り合いとかよくやってるみたいで…本に出てくるお男の子が、車の取り合いでけんかしていると、「僕もやってる!」って言って誇らしげだったので、本を読み終わったら「相手の気持ち考えようね」って言ったら、「うん」って言ってくれました。少しは友達思いやれるかな・・・。

    投稿日:2011/09/16

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    1
  • 色々な気持ち

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    おもちゃの取り合いから始まる気持ちの変化が、時間とともに進んでいく場面の移り変わりの中で、文字はほとんど書かれていませんが、ずんと心に伝わってきます。

    子どもの頃に誰もが経験したことを振り返りながら、その時の気持ちが思い出されます。
    表情から気持ちが良くわかる長新太さんの絵、少ない言葉なのに、気持ちがよくわかる谷川俊太郎さんの文章、ほんとうに贅沢な一冊です。

    投稿日:2011/09/07

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    1
  • 絵が語っています

    谷川俊太郎文とあるので、何かなと思ったらこの本は谷川さんが投げかけたテーマに長新太さんが絵で展開した絵本だとか。
    公園で友だちからおもちゃの車をとっちゃった男の子の気持ちがテーマです。
    きかんぼうのようですが、ごく普通の男の子。
    動物を愛するキモチ、注射が嫌だとおもうキモチ、病院で出会った女の子に対するキモチ…。
    男の子のキモチは親を思うキモチ、罪悪に対するキモチと展開していきます。
    最後におもちゃの車を返すことができてキモチはホッとしました。
    とても感性豊かに絵で気持ちが表現されていて感慨ある絵本です。
    最後の方に登場する谷川さんの解説の文章。
    これ、いらなかったかもしれませんよ。

    投稿日:2011/09/01

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    1
  • 4歳からとありますが

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    そうですね人間は感情の生き物ですから、生命の状態は一瞬一瞬で変わっていくものだと思います

    自分が気付かなくても、周りの環境に触れることで、初めて出てくる感情もあります
    その時人は「自分にもこんな感情があったのか・・」と驚くこともあるでしょう・・・・

    自分の心をコントロールすることは、大人でさえ難しい、まして子どもにとったら、不安や恐怖で心が押しつぶされてしまうことだってあると、私たちは知らなければいけませんね

    絵を見てしっかりと考えることから始めるには、良い絵本だと思います

    投稿日:2011/08/24

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  • ストレートに

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子17歳、男の子15歳

    初版が1978年3月、「かがくのとも」での作品というのが興味深いですね。
    男の子のいろんな場面での気持ちが絵だけで語られます。
    おもちゃを分捕った時、予防注射の痛さ、両親の夫婦喧嘩を目撃した時、などなど。
    後半に添えられた「自分の気持ちと人の気持ちは違う。人がどんな気持ちか考えてみよう。」
    と、一見説教のような文章が、ストン、と胸に響くような気がします。
    福音館書店の編集者松居直さんが、「良い絵本は、絵が語る」とおっしゃっていましたが、
    まさにこの作品はそのような気がしました。
    ラストの男の子の仮面、当時流行の戦隊物のヒーロー!
    時代を感じ、一気にタイムスリップした読後感でした。
    でも、今の子たちにも十分伝わると思います。

    投稿日:2011/08/31

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