いりやまさとしさんの作品で、まるでぬいぐるみのような
ほわほわかわいい「ぴよちゃん」シリーズが大好きです。
そんないりやまさとしさんの描くこの絵本も、
暖かくて優しい絵で、とても癒されます。
とくに、明け方の風景から、すこしずつ明るくなっていく
森の景色の移り変わりは、美しいです。
クヌギのはっぱのふわふわ絨毯。
ああ、秋だったんですね〜。
くまのお父さんと息子と一緒に、初めて釣りに連れて行ってもらう
おはなしです。
お父さんにささえられて、大きな魚を釣り上げようとしているシーンは、
大好きな場面のひとつです。
男の子は、優しいお父さんに見守られながら、
いろいろな体験をしながら成長していくんだと思う。
お母さんに見せる初めて自分で釣った魚。
「できた」という体験をひとつひとつ積み重ねることで、
こどもは自信もつくし、また、挑戦したくなるんでしょうね。
年少さんのこどもたちに、読み聞かせしてあげたいな〜と思いました。