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泥かぶら」 みんなの声

泥かぶら 原作:眞山 美保
文:くすのき しげのり
絵:伊藤 秀男
出版社:瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2012年09月09日
ISBN:9784916016959
評価スコア 4.71
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みんなの声 総数 16
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16件見つかりました

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  • 舞台劇を絵本にしたものと知ってナットクです。
    少々荒削りに思える絵が、舞台上の演劇をメリハリある形で表現。
    長時間の台本から絞り込まれた骨格を数少ない絵とページで表現。
    泥かぶらと呼ばれ、人から蔑まれた女の子が、誰からも好かれる心美しい女性に変身していく過程に、心揺さぶられるパワーを感じました。
    孤独で、人から蔑まれ、心荒々しく反発していた女の子が、旅の老人に自分をさらけ出し、自分の悲しみつらさを訴えたこと。
    自分を開放することで「ジョハリの窓」を拡げていったこと。
    そこに、自分に対する救いの言葉がありました。
    「自分を恥じないこと、笑顔でいること、人を思いやること」の3つのこと。
    これは「自己肯定」、「他者肯定」と「物事に良さを見つけること」と、人生読本のような教えでしょう。
    実践することは難しいけれど、泥かぶらはそのことに自分を賭けました。
    その間の苦労は省略されているけれど、嫌なことより、良いことが自分の心に拡がってきたとき、自分の生き方に楽しさを見つけた泥かぶらでした。
    それは、悪人さえも改心させるほどの優しさになりました。
    お話しは余韻をもって終わります。
    舞台も人の心を揺さぶるからこそ、演じ続けられているのでしょう。

    投稿日:2013/02/01

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  • 自分が変わる

    すごく重みのあるお話でした
    60年にわたって舞台で演じ続けられてきた物語の絵本化は伊藤秀男さんの迫力あるイラストで心情が伝わってきます
    中には「いじめ」と結び付けて考えてしまう方もいるかもしれませんが、この物語は他者からの影響を、自分のものとして、老人の言われた事を信じて貫き通した事実がすごいと思います
    その姿でさらに周りの人間までも変えて行ってしまう…
    他人を変えるにはまず自分が変わる
    どんな人間でも「心」には必ず美しさを持ち合わせているんだと、強いメッセージを読者に投げかけてくれました
    心に残る一冊になりました
    多くの人の心に届いてほしいです

    投稿日:2013/01/15

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  • 素晴らしかったです

    親を失った子供が、一人で生きている。
    昔話だとよくある設定ですが、今では考えられません。
    そんな設定が成り立つような状態が、昔にはあったのだということに、まず考えさせられるものがあります。

    そして、誰からも世話されることなく、悪口ばかり言われる日々の泥かぶら。
    読んでいて悲しい気持ちにならずにはいられません。

    転機が訪れ、泥かぶらがひたむきな姿勢で村の人達に接する様子は、見ていて苦しい、けれど、変わりたいと願う人間の強さを感じます。
    そして、心の底から人間が生まれ変わっていく様は、本当に素晴らしいものでした。

    物語が終わっても、泥かぶらの人生は続いていくでしょう。
    けれどきっと、真っ当で幸せなものになるでしょう。
    そんな未来を予感させる、晴れ晴れとするラストでした。

    投稿日:2020/02/22

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  • うつくしさは内面から

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子7歳、女の子5歳、女の子1歳

    うつくしさは内面から。
    これって案外馬鹿にできないと思います。心根って実際に顔に出るんですよねー、年を取ってから余計にそう思うようになりました。
    人にやさしくっていうのはすばらしいですね。
    が、こどもに読み聞かせするときは、己の身を省みずに、身代わりになる泥かぶらに対して、「ここまでしなくていいわー」とついつい言ってしまいました。
    日本人は特に自己犠牲の精神がある気がしますが、人の罪まで被ることはないでしょうと思ってしまいました。

    投稿日:2018/07/25

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  • 涙してしまいます

    1、自分の顔をはずかしいと思わないこと。2、どんなときにもにっこりとわらうこと。3、人の身になって思うこと。
    旅の老人の言う3つのことを守り、主人公の女の子は、心の美しい娘に成長します。
    人間の本質を見つめるおはなしで、大人が読んでも感動します。
    小学校での読み聞かせで読んでみたいけれど、泣いちゃいそうで躊躇しています。

    投稿日:2017/01/07

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  • 見習わなければ

    • 将軍亭琴音さん
    • 40代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子14歳、女の子11歳、女の子9歳

    演劇作品の絵本化だそうですが、
    長いお話を短くまとめているので、お話的にはどうかな?
    と思う部分もあるのですが、作者のくすのきしげのりさん、
    絵を描かれている伊藤秀男さんの熱い思いが、
    原作のテーマをまっすぐに胸に届けてくれます。

    常々、年をとればとるほど、生き方が顔に出てくる、
    美しい心の持ち主、美しい生き方をしている人は
    年をとればとるほど美しくなる、と思っていたところに
    見つけたこの絵本。
    泥かぶらのように、年を重ねるほど美しくなれるように
    生きていきたいなと、思います。

    卒業を控えた6年生に、このお話を贈りたくて
    お話会に持って行きましたが、
    時間が足りず、読めなくて本当に残念です。
    また、機会があったら、ぜひ紹介したいと思います。
    所要時間約16分半です。

    投稿日:2014/03/04

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