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かえでの葉っぱ」 みんなの声

かえでの葉っぱ 文:デイジー・ムラースコヴァー
訳:関沢 明子
絵:出久根 育
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2012年11月
ISBN:9784652041253
評価スコア 4.59
評価ランキング 5,331
みんなの声 総数 40
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  • 人生にはいろんなことが起こります…偶然のこと、必然のこと、自分から選びとったこと…嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと、驚くこと、悔しいこと。
    いろいろあるけど、最後に、かえでの葉っぱのように
    ”ふしぎなことに「これでいい」”と思えればいいなと思いました。

    そのためには、今を自分なりに一生懸命生きればいいのだなと思えました。

    さまざまな経験を積んで、人生の折り返しを過ぎたくらいの大人におすすめです。
    とても美しい絵本です。

    投稿日:2017/08/29

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    2
  • 旅する:葉っぱ

    • みいのさん
    • 50代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子15歳

    東欧の美しさを、そのまま感じられる絵本でした。
    とっくに人生の折り返し地点を回った私は、この葉っぱのように穏やかにゴールへ向かえることができたら、と思いました。
    葉っぱにとっては、かえでの木から離れた時が、折り返し地点でしょうか。
    折り返し地点を過ぎた年代の方たちは、この絵本を読んで、何か感じることがあるかもしれません。
    私の家にもかえでの木が1本あり、紅葉は見事ですが、落ち葉を掃くのが面倒です。
    私自身が面倒な葉っぱにならないように心がけようと、少し思いました。

    投稿日:2017/09/03

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    1
  • 「これでいい」

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子5歳

    よくお薦めされていたので、読んでみました。
    少し長いし、ドラマチックな話でもないので、
    子どもたちにはあまり響かなかったようです。

    正直読んでいる途中で、私もかえでの葉っぱの
    一生だと見当がついたので
    あまり面白い本だとは思っていませんでした。

    でも、他の方も言われているように、
    「これでいい」の一言には
    ハッとしました。
    こんなふうに人生の終わりに
    満足できるような生き方をしたいものです。

    投稿日:2020/10/11

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  • しあわせ

    紅葉のこの時期に、表紙に目を奪われ、手に取りました。

    葉っぱの一生が書いてありました。

    葉っぱは旅をし、
    最後は葉脈だけになって少年の元に戻ります。
    正直、旅のシーンがちょっと冗長かなぁと思ったりしたのですが
    最後の最後に、旅を終えた葉っぱが、
    たき火のそばでくすぶり始めた時「これでいい」と感じたというひとことが、
    胸に響きました。
    そして、葉っぱから旅の話を聞いた少年は
    満ち足りた幸せな気持ちになるのです。

    人生の最後に、
    自分自身がこんなに納得して、
    誰かを幸せな気持ちにできるなんて
    なんて幸せなんでしょう。
    そのためには、人生という長旅の一瞬一瞬を、
    自分自身で充実させ、納得することが大事なのかもしれません。

    投稿日:2019/12/04

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  • 満ち足りた気持ち

    チェコの作家による短編と、チェコ在住日本人画家による作品。
    美しいカエデの葉の色が印象的です。
    カエデの葉っぱが、木から離れ、旅するストーリー。
    途中男の子との交流は、実に静かなものですが、心に残ります。
    最初は意気揚々ですが、やがて落ち葉になっていくのは運命。
    でも、じっくりとその覚悟が宿り、満ち足りた気持ちへと昇華します。
    滋味深い展開は、小学校高学年くらいからでしょうか。

    投稿日:2019/11/20

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  • 風にのって

    まず、表紙の美しさに心を揺さぶられてしまいます。

    私は秋が好きです。
    匂いや温度、それに色。秋を感じるとなぜか懐かしさや切なさが込み上げてきます。
    赤橙黄の葉っぱが好きです。空気は冷たいのに、この色を見ると暖かい気持ちになるからです。
    だから秋の散歩は最高です。

    かえでの葉っぱの長い旅はとても素敵でした。
    場所も変われば自分自身もどんどん変わっていく。
    でもかえではそれを受け入れ、更に楽しみや喜びを見つけ出していきます。

    かえでの姿から、時間の大切さや自分らしい生き方について考えさせられました。

    灰色のクモの巣みたいな葉っぱも、なんて美しいのだろう。
    命あるもの、最期のときまで美しいのですね。

    投稿日:2017/09/06

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  • 旅する葉っぱ

    • ポン太さん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子5歳、女の子2歳

    全ページためしよみで読みました。

    とても美しい絵本ですね。
    自然の季節の移り変わりがとても綺麗に描かれています。
    一枚の葉っぱの一生が描かれたお話し。
    5歳になった息子ならもう読めるかな。
    子供達に読んであげたい一冊になりました。

    投稿日:2017/09/06

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  • 葉っぱの一生

    • さみはさみさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子9歳、男の子5歳

    5歳の次男に読みました。

    まだ難しいかと思いましたが、綺麗な絵に、真剣に聞き入っていました。

    葉っぱの気持ちなんて考えたこともありませんでしたが、葉っぱは落ちるまではじっとしているんですね。落ちてから初めて世の中を巡り始めるなんて。

    葉っぱが燃え尽きたことを息子はよく理解していました。「死んじゃったの?」と聞いていました。案外、子供の方がすんなりと理解できるのかもしれませんね。

    投稿日:2017/09/07

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  • 旅する葉っぱ

    • ととくろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子8歳、女の子4歳

    美しい物語です。
    葉っぱが旅をするお話。
    葉っぱを通しての一生、
    少年との約束も果たし尽きる。
    読んだ後、泣きたくなるような気持ちに
    なりました。

    生きることの一瞬の尊さを、
    自然の美しさを、
    心を通わせる交わりの温かさを、
    絵本に感じます。
    絵には懐かしいようなレトロさがあり、
    味わいぶかく、何度読んでも
    心に響きます。

    木にある状態が
    葉っぱの一生のほとんどだと思っていました。
    でもこの絵本は木から離れることから
    始まるんですよね。
    崇高な志を持って、
    色々な良さを目に焼き付ける葉っぱ。
    いつか親元を離れる、
    うちの子どもたちをそこに重ね見た気がしました。
    素敵な絵本です。

    投稿日:2017/09/06

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  • 光のなかで

     金色の美しい葉っぱが、木を離れ、美しい自然の中を旅していきます。絵本を読みながら葉っぱを追って、一緒に旅をしましたが、好奇心旺盛で、意志の強い葉っぱだと感心しました。

     「ハンマーを持って石を叩きたい」だなんて!そして「一か所にじっとしているなんて、まっぴらだ」「ぼくは旅する葉っぱなんだから」と。危険な目にあったり、雪の下で過ごしたり、夜 飛んで、星を見ながら歌を歌ったりしながら、葉っぱの旅は続いていきました。

     心に残ったのは、葉っぱの自己肯定感です。元の美しい色を無くして少し悲しくなっても、霜がおりて模様ができた自分を美しいと思い、蜘蛛の巣のように骨だらけになっても「これも悪くないな」と思う。体が軽くなって目立たなくなったのを「去年より具合がいいぞ」と思う。そして、焚火の灰の上におちて「これでいい」と・・・。やりたいことを精一杯やったら、そういう気持ちになるのだなぁと思いました。

     移り行く四季の中で、金色の葉っぱもまた変化していきます。そういう自然を、出久根育さんが素晴らしい絵で表現されていますが、どのページにも「光」を感じ、それも とても印象的でした。

    投稿日:2017/09/06

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