「おやゆびひめ」の物語そのものが好きで
何冊か読み比べました。
★は、いろんな「おやゆびひめ」があって、手に取るまでもないような物とも比較すれば4かな、という感じですが
「荒井良二」作品に込めた期待の割には残念な感じでした。
彼の「ねむりひめ」の方が、筆のタッチの息使いなどが生き生きとしていて細部まで荒井良二ワールドが楽しめたので
ぺったりのっぺりしたタッチが、私は少し物足りなかったです。
それが彼の狙いなのかもしれませんが・・・・・。
ストーリーは、細かい部分はだいぶ簡素にまとめられていて
ひらがな多めなので小さい子向けでしょうか。
最後のオチ、「おやゆびひめは王子と幸せに暮らしましためでたしめでたし」→からの さらに最後のオチ→
「このお話は、その燕から聞いたお話です」
という、私にとって大事な大事な一番最後のオチが抜けていたので。。。。。
やっぱり、うーん。甘めの★4つです。