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当世落語絵本 母恋いくらげ」 みんなの声

当世落語絵本 母恋いくらげ 原作:柳家 喬太郎
文・絵:大島 妙子
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2013年03月
ISBN:9784652200094
評価スコア 4.62
評価ランキング 3,885
みんなの声 総数 49
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49件見つかりました

  • 心配しました。

    くらげの子どもの今日は、『公園デビュー』じゃなくて、『海デビュー』の日となりました。ところが、突然の波にさらわれて、砂浜に打ち上げられ、ひとりぼっちになってしまいました。
    と、そこに、遠足の子どもたちのバスが通りかかり、何かが飛んできます。
    どうなるの?
    やばいな。海に帰ることができる?もしかしたら連れ去らわれるのでは…
    もう、あとになったら、心配だけで、心がいっぱいになってしまいました。
    これがまた、落語絵本というから、お話の展開の面白さを充分に味わうことができました。
    くらげのおかあさんが、何でも包み込んでくれるようなふんわりとした描き方がいいなと思いました。

    投稿日:2015/08/11

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  • マジメな中にも、笑いあり、感動の涙あり。 受賞レビュー

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、女の子4歳

    8歳の息子と読みました。

    「落語絵本」と聞いて、
    「落語」なんて親子で楽しめるのだろうかと
    ちょっと心配だった一冊ですが、
    1ページ目からその心配は吹き飛びました。

    この、聴いている人間を吸い込んでいくような魅力は
    いったいどこから湧き出てくるものでしょう?

    自分で読んでいても、私と息子二人の気持ちが
    すぅーっと物語に入っていく感じが、
    とっても不思議でした。

    そして、マジメな中にも、笑いあり、
    感動の涙もあり。

    心細いくらげの子供のシーンから、
    いきなりバカ騒ぎする遠足バスのシーンへの展開に、
    息子は大ウケでした。

    そしてみかんの皮のまさかの展開!
    ここのスピード感もたまりません!

    なかなか馴染みのない「落語」でしたが、
    どうしてこうしていろんな世代に受け入れられているのか
    とってもよく分かる気がしました。

    最後の「一皮むけた」についても、
    まさに毎日「一皮むけつつある」息子には
    とっても共感できるエンドとなりました。

    投稿日:2015/08/06

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  • 涙の再会

    • みいのさん
    • 50代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子18歳、女の子13歳

    落語で話を聞いていたら海の中の情景も、くらのすけとおっかさんと、かめぞうさんぐらいしか想像できなかったかもしれません。
    大島さんの絵本になったおかげで、海の生き物がたくさん登場して、おっかさんやみんながくらのすけを心配したり、再会を喜ぶようすがよく伝わってきました。
    再会の場面はうれし涙ですが、文字通り「魚の目は涙」になっていました。

    投稿日:2015/08/05

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  • お後がよろしいようで

    • もゆらさん
    • 50代
    • その他の方
    • 神奈川県

     海のなかのくらしにも、泣いたり笑ったり、いろんなドラマがある
    そんな枕に、「海デビュー」という気取ったことばは似合わない。
    クラゲのくらのすけのそれが、いきなり大冒険となるはなしだ。
    それも、くらのすけとおっかさんの絆がテーマ。
    父親を、どうしてやろうかと、考えた私である。

     落語は概して、はなしが長い。
    このえほんはだから、場面の展開が早く作られている。
    海の中、黒い雲、渦巻く波、あっという間に
    浜辺に打ち上げられるクラボウ。
    場面の変化が早いからこそ、ハラハラ、ドキドキする。

     浜辺の溜まり水の中、たった一皮のみかんの皮とクラボウ。
    遠足バスの窓から、マナー知らずにも放り投げられた、その皮。
    みかんの皮は、母の何と似ていたのかなぁ…?
    クラボウはひょっとして臨死体験、したのかなぁ?
    このえほんのなかで一番、想像をめぐらせた場面でした。

     そのみかんの皮が、先の母子の絆の強さを示す噺のオチになる。
    めでたしめでたし、パチパチパチ。
    そしてもうひとつ、えほんのオチが待ってたよ、裏表紙に。
    このえほんの真の噺家は・・・。

     父親(私)には、かないっこないなぁ…
    クラゲだけに、水に母はつきものですから。
    お後がよろしいようで。
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    投稿日:2015/08/11

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  • 落語絵本とあるものの、かつて聞いたことも無いタイトル。
    それもそのはず、自作の新作落語と聞いて「へぇ〜!」となりました。

    お話は、波にさらわれ浜辺に打ち上げられてしまったクラゲのくらのすけのお話です。

    くらのすけの海デビューに、こんこんと言って聞かせる母さんクラゲ。
    優しい愛情を感じます。

    途中、ミカンの皮が降ってくるところは、あまりの意外性につい笑ってしまいました。
    でも、そのミカンの皮をお母さんと間違えて、うとうと眠ってしまうなんて・・・くらのすけ、なんて可愛らしいのでしょう。

    捕まえようとする男の子も見事、撃退!
    自分の身も危ないのに、まずお母さん(ミカンの皮なんですが)を守らなきゃ!と必死に戦う姿にも感動しました。

    どうなることかと思いましたが、最後は落語らしく、オチもしっかり落ちたところで、メデタシ、メデタシ。

    楽しいお話に、大島妙子さんの優しい挿絵がマッチしていて、素敵な作品ですね。
    海の中の賑やかな様子等、細かいところまで楽しめる1冊です。

    投稿日:2015/08/10

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  • 母の気持ち 子の気持ち

    この絵本は、読み終わった後に、とってもあったかくて、
    幸せな気持ちになれる絵本でした。
    親くらげの気持ちと子くらげの気持ちの両方が、とても
    鮮明に描かれていて、涙あり、笑いありの、素晴らしい
    ストーリーになっています。
    不安な気持ちになっている子くらげが、みかんの皮を
    おかあさんと思ってしまうところは、せつなくて、そして、
    ちょっと笑ってしまう感じで♪
    微妙なところの感情がくすぐられ、とにかく心に残る
    絵本です。
    電気くらげだけに、「しびれる」お話でした(笑)♪

    投稿日:2015/08/03

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  • 新鮮!

    「みかん・電気・水たまり」の3つのお題から生まれたお話とは、本当におどろきました。この3つがくらげに結びつき、しかも、温かいストーリーになって、オチもきっちりあるとは。
    落語って、改めてすごい……。
    そして、くらげって、冷たくて怖い印象があったのですが、大島さんの絵でみれば、あたたかくて、親しみがわきます。
    絵とお話のぴったりあった、落語絵本。とっても新鮮でした。

    投稿日:2015/08/04

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  • 興味の幅を広げて・・

     「みかん」「電気」「水たまり」のお題で、こんな楽しくて奇想天外のお話ができるなんて!小さな冒険をして、ちょっぴりたくましくなった くらげのくらのすけ。「みかんのおかげで、ひとかわむけた」というオチも ぴったりきまっています。

     伝統芸能は、古いものを守って伝えていくことも大事だけれど、それだけでなく、時代にあわせた新しいものも必要なのですね。そういうものもあってこそ、伝統芸能そのものが、長く先々にまで伝わっていくのでしょう。私には あまりなじみのない分野ですが、これからは興味の幅を広げて、落語や落語絵本にも目をむけていきたいな と思いました。

    投稿日:2015/08/03

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  •  今の子って噺家さんの落語と出会わないのです。そういうテレビ番組も少ないし、ましてや寄席なんて近所にないし・・・ 
    オチも分かるかな・・・オチを説明しなければならないなんて嫌ですからね。なんて心配しながらも、この本はタイトルに惹かれて手に取り、読み聞かせにどうかなっと思って下読みしました。
     海の中も同じような泣き笑いがあって、子を思う母、母を思う子がいるのかもしれませんね。
     おっかさんなどことばも面白く、リズムよく、みかんの皮をおっかさんと思うなんてユニークで楽しめました。そしてくらのすけを応援したくなりました。子ども達にも紹介したいです。

    投稿日:2015/07/30

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  • かわいくておもしろくて最高です!

    落語絵本ってはじめて読んだのですが、めちゃくちゃおもしろいですね!
    イラストがちょうどいいかんじのシュールかわいさで表情のつけかたなんかが秀逸だと思います。
    バナナの皮をかぶったクラゲとか、すごく素敵なイラストに仕上がっていて、見ているだけで笑えます。
    と、親目線でお気に入りの一冊。

    2歳の息子の反応はといいますと。
    一読目は普通に見ていましたが、二読目は波のシーンで「おしまい!」と言い、絵本を閉じてしまいました。
    ママが読みたいので開かせてとお願いしてももう絶対に開いてくれませんでした。
    翌日はバスから降りてバナナの皮を拾おうとしたところで「おしまい!」と。

    息子は「赤ずきんちゃん」を読むと泣くくらいの怖がりなので、海にのまれたり、ママとはぐれてしまったりが怖くて聞いていられなかったようです。

    翌日も波のシーンで「おしまい!」と、されたので海ガメのシーンをぱっと開き、助けにいくところに飛ばしてあげました。
    すると、ママとの再会シーンで満面の笑み!

    やっと安心して「母恋いくらげ」を最後まで読めるようになりました。

    本当におもしろい絵本なので、これからも親子で読んでいきたいです。

    投稿日:2015/07/31

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