先日私の父が亡くなった。
以前からこの本が気になっていたのだが
タイムリーな時期に、この本を読む機会が巡ってきた。
読み進めるうちに
ジオジオが年老いたライオンであることがわかって
巣箱にした冠を頭に、じっとしている様子を見て
娘が「おじいちゃんみたいに死んじゃったのかな」と言った。
実際には雛が落ちないようじっと佇んでいるのだろうその様子を、
死と結びつけた娘。
3歳の娘なりにおじいちゃんが亡くなった事を受け止めていたのかと思いはっとした。
年老いるということは、確実に死に近づくということだろうけれど
ジオジオみたいに性格も丸くなって
小鳥に癒してもらえるなら
悪くないのかもしれない。
そうなるためにもいい年月を重ねたい。