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ジオジオのかんむり」 みんなの声

ジオジオのかんむり 作:岸田 衿子
絵:中谷 千代子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1978年04月
ISBN:9784834007145
評価スコア 4.76
評価ランキング 719
みんなの声 総数 104
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104件見つかりました

  • 噛みしめながら読む本

    しみじみと、ゆっくり噛みしめて、味わいながらよむ本、というかんじがします。

    この絵本は、まず絵が秀逸です。
    ジオジオが、老いていくさまが、読み手によく伝わります。

    若い頃は、ただ、他の動物を追いかけていた。
    誰もが彼を恐れ、近づこうとしない。
    しかし、たてがみに白髪がまじり、目がよく見えなくなった時、
    彼は、だれかと話がしてみたくなります。
    そんな時に彼の前に現れたのが、卵を失くした灰色の鳥でした。

    おそらく、若かりし頃の彼なら、鳥の言葉に耳を傾けようとはしなかったでしょう。
    しかし、死に向かいつつある時になって初めて、彼は自分以外の存在を意識したのではないでしょうか?

    年をとるということ。
    しかし、それは、悲しいことばかりではない。
    こんなに、なきたくなるような、心がじわりと温まる瞬間もあるのです。

    この絵本の意味は、幼い子供にはおそらく理解できないでしょう。
    でも、何度でも読んであげたい。
    そして、彼が大人になった時、そして老いた時。
    一瞬でもいい、この絵本の事を思い出してもらえればいいな、と思いました。

    投稿日:2006/07/01

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  • いいお話すぎるかなぁ

    なんだかとてもいいお話すぎる気がします。
    目がみえないライオンが、何事もなくのんびりと過ごすなんて・・・。
    多少の困難が待ち受けていてもいいのになぁ〜とちょっと拍子抜けしました。

    図書館で借りて、1度読んだのですが、再度読もうと思ったら息子には断られました・・・。
    何度か読んでみようと思いましたが、いつも断られ違う絵本をリクエスト。

    息子の好みにはあわなかったみたいです。

    投稿日:2006/06/22

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  • ライオンと鳥の幸せ

    ライオンが色々な角度から描かれているので、見ていて楽しめるし、躍動感がある。油絵で描かれているので、鉛筆や色鉛筆とはまた違う味わいがあり、力強く優しい感じがする。ラストでは、ジオジオと鳥が幸せになるので、とても心温まる仕上がりになっている。

    投稿日:2006/05/08

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  • 人間も年をとると人柄が円くなり、落ち着くように、このライオンの王様も荒々しさより広い心を持つようになった、年を重ねたからこそ出来る言動、それが伝わってきます。絵からもどっしりとした気持ちの厚みが感じられて、この絵本はゆっくりどっしりと読み聞かせしたいものです。初めて読んであげた時の子供の反応は表情かえず真剣だったので、今度はゆっくり読み伝えるようにしたいな〜と思っています。少しお兄さん、お姉さんにもおすすめです。

    投稿日:2006/04/27

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  • 年老いることって

    4歳になる我が家の娘は、既に、おじいちゃん、そして愛犬の死を経験しています。いづれの記憶も、鮮明に残っているようで、1年過ぎた今でも、「どうして死んじゃったの?」という質問がたえません。
    「生きている物は、年を取ると、やがて死ぬんだよ」と正直に、簡潔に答えていても、その意味を理解するには、まだまだ若すぎるます。

    ジオジオのかんむり は、そんな娘の「年を取るとは?」の疑問の解決の鍵になっているようです。この本を読み始めてからは、「おじいちゃんは、耳が聞こえなかったの?」、「シェルビーは、目が見えなかったの?」と、彼女の質問の内容も変わって来ています。

    投稿日:2006/04/13

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  • 老いるということ

    • おやじ虫子さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子9歳、男の子7歳、男の子5歳

    年老いていくジオジオ。

    「おや、しらがが はえてきた。
     おや、めが よく みえなくなってきた」

    初めは「白髪」の意味の確認をして、「目」は気にしていなかった子供達。
    けれど、最後のページの、

    「ジオジオは、よく めが みえません。」

    で、「どうして、目が見えないの?」と気付いたようです。
    年を取ると、目が見えなくなってきたり、耳も聞こえなくなってきたりするんだよ〜と説明しましたが、
    子供達のおじいちゃんおばあちゃん(つまり私達夫婦の親)は、まだまだ若く、
    実感としては分かっていないのかも知れません。

    投稿日:2006/03/21

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  • 強いがゆえの孤独

    ライオンの王様、ジオジオの話です。ジオジオは、だんだん年老いてきて、誰かとゆっくり話をしたいのですが、みんなジオジオが怖くて隠れてしまうのです。強いがゆえ、孤独なのです。そんな時、ジオジオの提案で、ジオジオのかんむりの中で、鳥が卵を産んで、育てるのです。ジオジオの頭だから、鳥の卵を盗もうなんて誰も思わないので、安心して子育てができます。ジオジオも、自分の周りで、楽しそうにさえずる小鳥たちの声を聞いて、とても幸せな気分です。その絵を見ている子供たちもよかったねと幸せな気分を味わえました。

    投稿日:2006/03/20

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  • 優しいライオン

    • もぞもぞさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 女の子3歳、女の子0歳

    娘が大層気に入っている絵本です。まだ年をとるとか、白髪が増える、目や耳が弱くなるということは全然理解できていませんが、最後のページでジオジオがとってもやさしそうな表情をしているのが好きなようです。全体的にとっても優しい絵で、色使いも柔らかく素敵です。嵐をさけるために木のしたでずっと雨宿りの場面の美しいこと!

    若い頃はさぞかし恐ろしいライオンであったろうジオジオも、いまではひとりぼっち。きっと若い頃には体力もあり誰かと話そうとか、誰かの役にたとうという考えはなかったかもしれません。年取ったからこそ生まれた忍耐力。人生の終盤に慕ってくれるひとがたくさんいるジオジオの人生は幸せだったことでしょう。

    投稿日:2006/03/15

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  • こわもての王者ライオンの孤独とやさしさ

    • さえさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 石川県
    • 男の子3歳、女の子0歳

    保育園で頼んでいる「福音館書店」の『子供のともセレクション・物語絵本36』からです。

    最初絵柄が怖かったためか、子供はいつものように自分ではページをめくらず、数日後に私が夜の読み聞かせをしました。
    何度も読むうちに、ライオンのジオジオの冠の中でそだつヒナのことを話しはじめました。
    実はとっても孤独でやさしいライオン=ジオジオ!

    王者だから冠をかぶっているのかな?
    その中でヒナを育ててしまおうとするあたりはとってもユーモアーのセンスがあり、母はジオジオのファンになりました。

    もう少ししたらまた読んで聞かせようと思っています。
    成長した子供の反応はどうでしょうか 笑)
    目が見えなくなっても、幸せを感じられる、そんなジオジオの気持ちが理解できるのはいつなのか、楽しみな母です。

    投稿日:2006/03/02

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  • 年老いることと新しい命

    • レイラさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    年老いて独りぼっちになったライオン、ジオジオ。
    彼は、巣作りの場所に困っている小鳥に自らのかんむりを提供するのです。
    王の権威なんてしょせんさびしさには替えられない。
    その権威の象徴でもあるかんむりを提供することで
    ジオジオは新しい命という温かいものを手に入れるのです。
    静かに流れるストーリーは味わい深いです。

    投稿日:2005/05/09

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