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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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道はみんなのもの」 みんなの声

道はみんなのもの 文:クルーサ
絵:モニカ・ドペルト
共訳:岡野富茂子・岡野恭介
出版社:さ・え・ら書房
税込価格:\1,650
発行日:2013年01月
ISBN:9784378041360
評価スコア 4.25
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  • あそびこそ、学習だ

    • もゆらさん
    • 50代
    • その他の方
    • 神奈川県

     日本で出版された2013年1月、
    第4選を果たしたウゴ・チャベス大統領の新しい任期が始まるはずだった。
    しかし癌からの生還の身ではもう、どうしようもできなかった。
     南米の絵本には、政治の影が見える。
    バリオ(低所得者居住地区)の子どもたちの、
    「遊び場を!」と自らが訴えるはなし、とか、
    地域の親が突き動かされて、公園をみんなでつくるはなし、とか
    私には、この日本のくらしのそれと単純になんか比べられない。
    そこがとても、歯がゆい。

     日本のプレイパークであそぶ子どもらに
    読んでほしいと思う。
    日本の総理大臣、小中学校の校長にも
    読んでほしいと思う。
    目を背けず、ありのままを学ぶために。
    感謝

    投稿日:2015/08/08

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  •  南アメリカ北部、ベネズエラという国の子どもたちのお話です。

     1950年代、ベネズエラでは都市の人口が急激に膨れ上がりました。しかし、受け入れ体制はなく、何もかもが足りません。人々は山の斜面に小屋を建てます。こうしてできた集落はバリオと呼ばれ、今日では首都カラカスの人口の半分が、こうした貧困者居住区に住んでいるそうです。

     何もかもが足りない中、もちろん子どもたちの遊び場もありません。この絵本は、「みんなが遊べる公園がほしい」と子どもたちが自ら立ち上がり、大人も巻き込み、ついに願いを叶えるというお話です。

     子どもたちの行動力や大人の協力もさることながら、私が驚いたのは、いろいろなものが足りないこの貧困者居住区に図書館があり、図書館が子どもたちや町の人の暮らしの中にきちんと位置付けされていることです。このお話の中では、図書館員は子どもたちの相談相手になり、図書館は子どもたちの放課後の居場所、そして町の人たちの話し合い会場になったりしています。

     「図書館がある」ということは、バリオという不十分な環境で育っている子どもたちの「希望」だと思いました。図書館とは、これから成長していく子どもたちにとって、知識を得、さらに、生きていく力を得ることができる、そんな場所なのですから。

    投稿日:2014/08/25

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  • 人々の力

    舞台はベネズエラではありながら、急激な工業化で素朴な自然が失われていくさまは日本に共通しています。
    都市化で自然が失われ、子供たちは遊び場を失い大人からは邪魔にされます。
    残った空き地に公園を作ってほしい。
    子供たちは運動をおこしますが、大人社会に振り回されます。
    役人には邪魔にされ、政治家には利用され、新聞記者にはニュース種にされるだけ…。
    でも、子供たちの熱意に力を貸してくれたのは、自分の親たちでした。
    結束は力。
    原作は1981年の出版だそうですが、ロングセラーといわれているように、古さを感じさせない絵本。
    親も子も考えさせられる作品です。

    投稿日:2013/04/19

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