「オリビア」 みんなの声

6歳でも女の子は女の子だなあ〜
とよく思います＾＾；
この絵本を読んだら、特にそう思っちゃいました。
自分の持っている洋服を全部着たり
1枚1枚にこだわりがあったり〜。
またそれぞれの洋服がとっても個性的なのがいいですね〜。
この服ありえへん〜とか、つっこんでおりました！！

それにしても、親をへとへとにさせておきながら、
最後の絵本タイムは譲らないあたり、
毎晩の絵本のかけひきをしている我が家では大笑いでした＾＾；

ブタが主人公っていうのもいいですね♪

子供の何でもやりたがるパワーってすごいですよね。
そんな姿をたくましく、繊細に成し遂げてしまうスパーオリビアちゃんです。
歯を磨くときの行動も服を着るときの行動も普通にはやらないよ。だってオリビアだものと言っている気がします。
プリマにもなれるし、天才画家にだってなれる。
そして夜にはママに絵本を読んでもらって眠る姿が普通の子供でほっとする。
読みながらオリビアちゃんに振り回されているところが楽しいです。

　うちは男の子二人だから、女の子を育てたことはありませんが、自分が子どもの時にそうだったように感じました。おしゃれやきれいなものが好きで、大きくなったらＯＯＯになると、いつも空想の世界の住人だったような･･･。

　子どもの様子をよくとらえているなと感心したり、うちもこんなやり取りしているなと、おかしくなったり、最後まで楽しく読めました。疲れてヘトヘトのはずなのに、寝る間を惜しんで絵本を読んだり、ブロックしたりと、子どもは本当にエネルギーの固まりですね。うちの子は、寝言でよく笑います。それも、大きな声で「きゃきゃきゃ、ケラケラ」と笑うので、びっくりして私のほうが起きてしまいます。夢の中でもきっと楽しく遊んでいるのかな。

寝る前に「1冊だけよ」と言ってこの本を読みました。ところが、私の見通しが甘かったのです。

オリビアは「ひとを　へとへとにするのが　とくい」な豚の女の子。息子は「へとへと」の意味がわからなかったようで、「疲れさせる」と説明しました。

息子は終始ニヤニヤとしながら聞いていました。

オリビアが寝る前にママと絵本の冊数を交渉するところで、息子は目を輝かせました。読み終わると「もっと読んで5冊」と、絵本を持って来ました。

「1冊よ」「5冊」「2冊よ」「4冊」とオリビアとママとの交渉風景と同じ展開がわが家でも繰り広げられました。

結局続けて私は3冊の絵本を読む羽目になりました。

息子曰く「だって絵本に書いてあるじゃん」と。うちにもオリビアがいました。この感想を読んでくださっている方のご家庭にもオリビアはいるのではないでしょうか？

「ひとを　へとへとにさせるのが　とくい」なのは、子供たちみんながそうです。私もいつも子供をみていて「少しは疲れて、おとなしくしてくれないかな」と思っています。でも好奇心いっぱいで元気な子供でいてくれることが、親にとってはいちばんありがたいことです。だから、オリビアのママが寝る前に言った言葉がとてもよくわかります。
オリビアの寝る前の読み聞かせの本が「マリアカラス」だったり、美術館にお気にいりの絵がある、なんてさすがニューヨークっこだな、と思いました。オリビアもチャーミングだけれど、イアンもいかにも弟らしくてかわいいです。

色数が少なく、余白もたっぷりあるのですが、とてもバランスがいい絵です。砂のお城のページは、とてもセンスのいいユーモアがあって見飽きません。

オリビアはコブタの女の子。ひとをへとへとにするのが得意。じぶんまでへとへとにしちゃうくらい（笑）
洋服は全て着てみないと気がすまないし、
大好きな美術館で絵を見た後はお家のお部屋の壁にお絵かきしちゃうようなかなりのヤンチャさんのオリビア。
でも美術館が大好きというだけあって　お砂遊びのテクニックは見事。
海辺にものすごい作品が出来上がります（笑）
全てがまるで４，５歳の子どもそのもの！ですね。
あ〜こういうことするよな〜ってついつい読みながらニマニマしちゃいます。
・・・がウチの子はここまでヤンチャじゃないかな〜と
立ち読みしていた本屋さんで棚に戻しかけると
｢ん？！｣私の手が止まりました。
ラストのオリビアとお母さんのやりとりに｢なんてウチと同じなの〜〜｣と嬉しくなって衝動買いしてしまったのです。
絵本好きなご家庭なら同じだと思うんですけど
寝る前に絵本を選ぶとき　今日はこれだけ読む！とか言って
子どもが絵本をどっさり抱えてきたりしませんか？
こんなに読めないよとお母さんに言われたオリビアの言葉。
そしてそれに反応するお母さんのセリフが我が家そのものでした。
“絶対にこれだけしか読まないよ”こう念を押しておかないと必ずさらに追加されるので
ママの最後のセリフは私のツボだったなァ（￣ｍ￣〃）ぷぷっ！
娘もこのシーンには苦笑いしていましたよ。

オリビアはとってもかわいいこぶたの女の子。
なんだか小さい頃の自分を思い出しました。
自分ではもう大人の気分で「なんでもできるんだ」って思って
ほんとにやっちゃいます。
のびのびと夢にむかってやりたいことやっちゃう♪
子供って自由ですてきですね。
夢いっぱいの絵本でした。

　何でも興味のあることにとっても一所懸命なところ、そしてへとへとになるまでがんばるところ、そして、もういいじゃないと思うくらい夜、寝る前に本を読んでというところ。豚さんの女の子の話だけれど、これは我が家にあてはまるところがいっぱい。なぜか、大人の目線です。

なんといっても、絵にとてつもないセンスを感じます。
飾っておきたい絵本です。

私は、先に”サーカス”の本を読んだのですが、この本のほうが、好きです。
生意気盛りのオチビちゃんと、お母さんの関係が、とってもよく描かれています。
うちも、寝る前の絵本は、とめどなく持ってくる息子に、「３冊まで」とお願いして、３冊に落ち着きました。
お母さんに、とても共感しました。

おとなの服を着てみたり・お化粧をしてみたり。大人を先取りしてみては優越感に浸るオリビア。姉の真似をするイアン。両者が子供らしくて可愛い！なぜだか私が母親のスカートをはいてみたりしたことを思い出しました。

赤黒白の3色しか使われていないながらも表情や舞台背景だけでずんずん伝わってきます。さすが作者はデザイナーだけあって色分けのセンスが輝いているなぁ。