「おかあさん、すごい!」
世のお母さん達にとって、子供にこんなふうに言ってもらえることがどんなに嬉しいことでしょう。
それは、今まで頑張ってきたからこそ、ですよね。
そういえば、結婚したての頃は料理も満足に作れなくて、旦那さんとケンカしちゃったなぁ。
子供が生まれたばかりの時は、なんで泣いてるのかわからなくて、こちらまでもらい泣き……なんてもことも数えきれないほど。
熱を出して苦しそうな我が子に、代われるものなら代わってやりたい!と一緒になって苦しんだり。
――そんな経験がたくさん積み重なって、妻であり母親でもある自分が形成されてきたこと、あらためて実感しました。
最初から完璧なお母さんなんていない。
子供の年齢が、お母さん歴と=(イコール)ですもんね。
この絵本は子供のためだけじゃなく、今を頑張るお母さんへのエールも込められているんじゃないかと感じました。
子育てに疲れて立ち止まった時にこそ、読みたくなる一冊かもしれません。