イラストご担当の工藤ノリコさんのファンなので、図書館で借りてみました。
今はテレビの影響で、言えない子はいないだろうというくらい有名になった、落語の「寿限無」の絵本です。
寿限無、寿限無・・・の言葉に絵をつけただけかなと思っていたのですが、ちゃんと落語のオチの部分までお話になっています。(何故、その名前になったかの部分は残念ながら省かれています)
だから、ただ意味も無く「寿限無・・」を覚えているお子さんに「ところで寿限無」って何なんだっけ?と聞かれでもしたら、この本はオススメです。
「声にだすことばえほん」と表紙にも書かれているとおり、親子で大きな声で読むと、楽しめると思います。
あとがきに、作者の齋藤孝さんがかかれています。
日本中の子どもたちに流行らせたかったから、NHKの「にほんごであそぼ」の企画段階から、是非、寿限無をしつこく放送して欲しいと言ってたが、その狙いは的中して、予想以上に流行した、と。
子どもたちだけでなく、しっかりとは覚えていなかった私達世代にまで浸透したのだから、テレビの力は本当に大きいですよね。