「やまのおくの またおくの どんくまさんの おうちにも きょうはあきかぜ ふきました............」と リズムよくはじまる 「どんくまさん」。 町まで友達を探しに、出かけるところから どんくまさんのお話が始まります。町に出たマイペースなどんくまさんは、みんなのお手伝いをするつもりが、逆に迷惑ばかり。何度も失敗をくり返すうち、つい落ち込んで 山へもどってしまいます。が、どんくまさんの去った後、その町には、どんくまさんの銅像が建ったっと言う事です。
娘は、生まれた時からずっと一緒に遊んでいるお友達がいるのですが、このどんくまさん、5歳になる、そのお友達になんだか似ているんです。「よかれ」と思って一生懸命してくれる事が、ちょっと行き過ぎたり。で、おっとりしていて、シャイな娘は、その好意にたいして、引いてしまい、おともだちは、「こんなに一生懸命しているのに、なんでえ」って。だけど、娘は、彼女の事が大好き。この本は、「いつも、良くしてくれてありがとう」って言う気持を込めてそのお友達に送りたい一冊です。