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うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)

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にじいろのさかな」 みんなの声

にじいろのさかな 作・絵:マーカス・フィスター
訳:谷川 俊太郎
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:1995年11月
ISBN:9784062619516
評価スコア 4.05
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みんなの声 総数 214
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214件見つかりました

  • だいじなことは・・・

    娘も、まず にじうおのうろこのキラキラに反応しました。
    このうろこを見ると誰しも羨ましくなって、
    欲しくなる気持ちよく分かります。
    もちろん、にじうおにとっても このうろこは、
    かけがえのないものだと思います。

    でも、皮肉なことにそのうろこは、にじうおを孤独にして
    しまいます。
    みんなが欲しいと言い出し、にじうおはそれを拒否したから。

    かけがえのない うろこを分け与えた時、にじうおに変化が
    起こります。
    あげればあげるほど、なんだか嬉しく、そして体についていた
    ときより、一層うろこの存在を感じることができるように
    なったのです。

    海の中のあちこちで、キラキラ輝くうろこ。
    にじうおとみんなの気持ちの変化。
    「あげたから」「もらったから」ではなく、
    分かち合うこと、感謝して受け取ることが、
    お互いを幸せにするということなんだなと思いました。

    投稿日:2010/12/15

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  • 分け与えること

     子育てをして、挨拶よりも教える事が難しかったのが、“分け与えること”。
     挨拶がそうであるように、親が率先して“分け与えること”を示して見せたのですが、現在の息子を観察すると、あまり成功していなかったような気がします(笑)。
     どこの家庭でも、生まれてきた子はその瞬間から家の中心になり、その笑顔見たさに親ばかりか周囲の大人までが与えられるもの全てを与え、子どもは与えられ慣れた果てに独占欲だけが育ってしまっている感があります。

     海で唯一美しいうろこを持つ存在として、周囲からの賞賛に自尊心をくすぐられ喜んでいたにじうお。
     うろこを分けてくれと懇願され、にべもなく断ります。
     “美の玉座”が揺らぐとでも思ったのでしょうか。
     このにじうおの料簡の狭さが、かつて彼を賞賛していた仲間の心を離れさせます。
    初めて、にじうおは「幸せ」を失ったことを実感したのです。

     「幸せ」を取り戻す方法を賢いばあさんたこにアドバイスされても、思い直そうとしないにじうおに、私の中にもある欲望の根深さのようなものを鏡で見せ付けられているようでした。
     
     ところが、この後思いもよらぬ展開で、にじうおが襲われた“不思議な気持ち”。
     これこそが「幸せ」でした。

     “分け与えること” が“喜びを分かち合うこと”に。
    “喜びを分かち合うこと” が「幸福」なのだと私たち親子は読みました。
     みんなが一枚ずつ“きらきらうろこ”を身にまとい、ニコニコ集まっているラストのページで、「よかったね〜」という言葉がお子さんから出れば、きっと伝わっていると思います。

    投稿日:2010/12/15

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  • 一番の宝は何?

    • ごらむさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子5歳、男の子2歳

    この絵本は色使いがとても綺麗で、なんといっても表紙のキラキラにひかれました。

    にじうおはきらきらうろこを持っているのですが、それを自慢して得意げな態度をとり続けているうちに、ひとりぼっちに・・
    たこのばあさんに、他の魚たちにきらきらうろこを1枚ずつわけてあげるといいとアドバイスを受け、そのとおりにすると、他の魚たちと仲良くなれた、というお話で、色々考えさせられるところがあります。

    この絵本では、にじうおの一番の宝がきらきらうろこだったので、大切な物をあげることで友達ができたような感じにとられてしまうかもしれないですが、にじうおの気持ちの変化が大事なのだと思います。
    最後の「にじうおはいちばんのたからをみんなあげてしまった。それなのに、にじうおはとてもしあわせ」という一文にすべての思いがつまっているように感じます。

    この絵本は賛否両論ありますが、私はとてもいい絵本だと思います。
    少し難しい内容なので、年齢が高くなるほど考えさせられることが多いと思います。

    投稿日:2010/12/14

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  • 人間関係のバイブル?!

    読み終えて、実に奥の深い話だと思いました。

    羨望の的ととして傲慢な気持ちで、ただそこに“いる(存在する)”
    のと、多少、自分は何かを提供しなければいけないけれど、かけがいの
    ない仲間をえて、人に喜んでもらえることの喜びを知るのとどちらがいい?

    そういうことを、キラキラ光る鱗を通して、読者に問われている本だと
    思いました。しかも、絵が可愛らしいのに、訳者の谷川俊太郎さんの
    ストレートな文が、余計胸に残ります。

    今まで魚の話で外国の絵本というと、『スイミー』が一番に思いつきましたが、
    これからは、『にじいろのさかな』もすぐに頭に浮かぶことでしょう。

    実は、特集でレビューを募集と知って、今まで、題名や「きれいな本」と
    聞いたことはあったけれど手に取ったことはなかったので、恥ずかしながら本屋で
    立ち読みをしました。シリーズの最初のこの『にじいろのさかな』を読んだ後、
    とても興味が湧き、次々と横に並んでいるシリーズを読みました。


    どれも、場所は海の中で主人公は魚だけれど、人間関係や人生の大切な
    ことを教えてくれる“よきバイブル”でした。

    絵本としては幼稚園児くらいからがちょうどよさそうですが、十分に
    大人にも良本だなと思います。息子に全シリーズ揃えたいくらいです。
    是非、一読してください! お薦めです。

    投稿日:2010/12/15

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  • 大人になってからよくわかる事

    • みきけいさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子15歳、男の子13歳、男の子7歳

    少し長い話なので、本当は小学生低学年からがお勧めです。高学年でもジーンとくると思います。

    私は、初めてこの本を読んだ時、にじうおと同じ考え方をしていた自分に気が付き、自分だったら、大切な虹色のうろこをみんなに分けることができるかどうか、真剣に考えたのを覚えています。
    子どもの時から、こんなに素晴らしい行いができていれば、今の自分は別の生き方をしていたかもしれないと思います。
    そして、そういう事が自然にできている人たちもたくさんいるので、この本を読んで自分を振り返り、本当の意味での淋しさや幸せに気が付きました。

    子ども達に伝えたい事が、きちんとわかりやすく描かれています。
    表面的ではなく、本当に理解して実行できる子ども達を増やしたいので、度々、この本をみんなに読んであげています。
    友達関係で悩んでいる子ども達なら、きっとピンとくる事だと信じながら、そして、こういう考え方があるんだよと、子ども達に教えてあげながら、真剣に読んであげています。

    投稿日:2010/12/15

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  • 幸せとは

    にじいろのうろこを持つ魚は、世界一美しいうろこを持つものの、
    仲間への接し方に失敗し、孤独を感じています。
    しかし、大切なうろこを自分だけのものにせず、
    みんなで分け合ったことで幸せを感じることができました。
    我々は何に幸せを感じるのか??
    モノや地位、あるに越したことはないけど、
    やはり仲間とのつながり。
    それに勝る幸せはそうはない。

    投稿日:2010/12/14

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  • 小学校最初の読み聞かせでした

    数年前、2年生児童に初めて行った、読み聞かせグループデビュー絵本です。
    息子に選んでもらったのだけれど、ほとんどの子が知っている絵本。
    内容を知っているからか、読み方の拙さか、いきなり男の私が現れた時のざわめきは、絵本を読んでいる最中も突っ込みに変わったのでした。
    懐かしい思い出ですが、子どもたちはこの絵本の良さも充分にわかっているのだと後から感じます。

    銀色のウロコをもつにじうおは、自分の姿を自慢をするけれど、うろこを分けて欲しいと言ったあおいさかなを突っぱねた後まわりから相手にされなくなりました。
    タコのおばあさんにアドバイスを受けて、さかなたちにウロコをあげ始めるのですが、体からウロコがなくなって行くぶんしあわせな気持ちになったのです。

    ものを分かち合うことの喜び。
    にじいろのさかなシリーズの第一作は、友だち作りの原点でした。

    投稿日:2010/12/10

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  • 小学生の読書感想文によかったです。

    • うつぼっちさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子7歳、男の子4歳

    小1だった娘が夏休みの読書感想文にこの本を選びました。

    実はわが娘、まだ文字が多い本は苦手。
    でもこの絵本は、魚や海の美しさがあふれる世界にいざなってくれて
    お話にもひきこまれます。

    低学年の読書感想文は、絵も描かなくてはいけないのですが、
    この絵本だと、魚の鱗など色とりどりに描けてこれまた楽しそうに
    取り組んでいました。

    ちょっと大きくなったお子さんが自分で読みやすい絵本でもあります。
    小学生だから文字だけの絵本…ではなく、ぜひプレゼントしてあげてくださいね。

    投稿日:2010/12/10

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  • こころあたたまる一冊

    私が「にじいろのさかな」と出会ったのは、ちょうど一年前です。
    娘(年中)が、保育所の劇ですると聞き私も早速絵本を探し読みました。キラキラきれいなにじうおさん、どうやったらみんなとなかよくなれるのか?それは、子供達の保育所でのお友達との関わりあいと同じです。この絵本を通して、みんな何かを感じとったようで一回りも二周りも成長したようにみえました。
    いまもよく娘と読んでいます。物語も素敵ですが、キラキラ光るうろこの絵もとてもきれいで癒されます。
    親子で愛している、思い出がたくさんつまった一冊です。

    投稿日:2010/12/08

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  • 幸せとは何かを考える

    考えさせられる、というより、色々と考えることができる絵本ですね。賛否両論あるのもわかります。 もともと自分のものなのに、どうして分けなきゃいけないのか?それも一つの正義。一方で、自分のもっているものを皆にも分けて共有したら、独り占めしている時よりも自分も幸せな気持ちになった。それも一つの幸せのあり方。 お菓子を一人で食べるより、皆と分けた方が美味しい、というのと似ているような気がします。(お菓子と体は違う!という批判もあるかもしれませんが。) ポイントは、分ける前後の気持ちの変化に絞られるのではないでしょうか。最初の頃のにじうおは、きれいなうろこが何よりも大事でしたが、分けた後のにじうおにとっては、他の魚と一緒にいることが幸せなのであり、その時には、もはやうろこは一番大事なものではなくなっているのです。だったら、あげたことは、今となっては大したことではありません。 絵もこの絵本の大きな魅力です。にじうおの表情はほとんど変わっていないのに、背景の色などから、心境の変化が読み取れます。きらきらのうろこの美しさも、最初はにじうおに集中していたのに、最後にはページ全体に広がります。 子供に読ませるなら、あまり小さい時期ではないほうが良い気がしました。「自分の大事なものをあげたら友達ができる」と理解してしまう年齢だと早過ぎると思います。幸せとは何か?を客観的に考えることができるようになってからが良いと思います。

    投稿日:2010/12/01

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