娘も、まず にじうおのうろこのキラキラに反応しました。
このうろこを見ると誰しも羨ましくなって、
欲しくなる気持ちよく分かります。
もちろん、にじうおにとっても このうろこは、
かけがえのないものだと思います。
でも、皮肉なことにそのうろこは、にじうおを孤独にして
しまいます。
みんなが欲しいと言い出し、にじうおはそれを拒否したから。
かけがえのない うろこを分け与えた時、にじうおに変化が
起こります。
あげればあげるほど、なんだか嬉しく、そして体についていた
ときより、一層うろこの存在を感じることができるように
なったのです。
海の中のあちこちで、キラキラ輝くうろこ。
にじうおとみんなの気持ちの変化。
「あげたから」「もらったから」ではなく、
分かち合うこと、感謝して受け取ることが、
お互いを幸せにするということなんだなと思いました。