あったとさ、あったとさ〜のフレーズが続き、
読んでいるといつのまにか語り口が
昔話のようになってしまいます。
テンポよく読めます。
1歳前後に読んだ時、息子は不思議そうに
見ているだけでしたが、
1歳7カ月の今では、この本の表紙を
みるだけで「あったとさ〜あったとさ〜」。
耳に残って、言葉にもしやすいフレーズなんだと思います。
一番気になるのは「えんまだいおうちょうのうけつけ〜」
のシーンのようで、神妙にページを見つめて
なかなかページをめくろうとしません。
この本の中では、時間も流れているのですね。
朝〜昼〜夜〜早朝…というように風景の描写が
変わっていく様子も面白いです。
各ページにでているきつねが可愛らしくて、
その小さな動きひとつにも、その場面の
空気が伝わってくるようです。
これからも長く楽しめそうな絵本です。