『ひとまねこざるときいろいぼうし』を最初に読み、すっかり気に入ってシリーズを全部図書館で借りてきました。
はじめ、『ひとまねこざる』という題名のこの絵本が、シリーズの1作目かと思っていましたが、『ひとまねこざるときいろいぼうし』の方が始まりです。変だなと思ったら、この絵本の英語の題名はCurious George takes a jobとのこと、シリーズの1つの話題であり、『ひとまねこざる』の最初の1冊というわけではないようですね。日本ではこちらの方が先に出版されているので、(シリーズの他の巻を出す気がなかったのか?)単に『ひとまねこざる』だけで出してしまって、そのままになっているようです。
内容ですが、ジョージはただのいたずらっこかと思っていたら、何とちゃんと仕事ができるんですね。しかも結構な働き者です。でも、やっぱりジョージ、ただ黙って働くわけではないところが面白いところです。どんどん話が小刻みに展開して飽きることがありません。長いけど楽しく読むことができます。息子も大好きで、特に気に入っているのは、食堂のうどんを食べてしまう場面と、救急車が来る場面です。
ちなみに私が図書館でたまたま借りたのは、縦書きでした。今では改訂版が出ていて、横書きになっているようですね。縦書きも悪くはありませんが、やはり横書きの方が原書の雰囲気を損なわなくて良いのではないかと思いました。