2歳9ヶ月の息子に読んでやりました。まだカメとウサギの競争を知らない息子に読んでやりました。ただの競争のお話だと思っていたようです。
ここに登場するのは、4匹+かたつむり。みんなで早いのが誰かを競ってスタートするのですが、一番遅いと思われたかたつむりが一番最初にゴール!と、ここまではカメとウサギ。
でも、現代版はここにもうひとスパイス。もう一度競争をしようよ、うちまで帰るという競争を・・・。ばらばらな場所に帰っていくのにどうやって順位をつけようというの?とまじめに考えてしまったところに、どかん!かたつむりは一歩も動かず、その背負っている殻に身を沈め、やはり一位になったとさ。こういう逆転劇はちょっと面白いです。
息子がこの最後の展開を理解できたかは不明です。おそらくできなかったでしょう。最初の競争でさえ、一番に駆け出した馬はどうなったのか、で止まってしまっています。同時に5つの状態を把握できないと分かりづらいのかな?と思いました。もう少し、状況を把握できるようになると、この絵本の面白さがわかるかも。
ちょっとイラストがごちゃごちゃした感じがあるのが残念ですね。