「くろのほん 」 ３歳のお子さんに読んだ みんなの声

全ページ試し読みでよませていただきました。
五味太郎さんの絵本は、いつも期待通りの面白さがあり、大好きです。この絵本も絵はもちろん、言葉の意外性が五味節ですよね。これは、色のシリーズです。他のも読んでみたいです。

3歳の息子と１歳の娘に図書館で借りて読んであげました。

とってもシンプルな色の絵本。
シリーズまとめて読むのが良いですね。
二人の反応はというと・・・
特にこれといった反応なし。もう一度読みたいと持ってくることもなかったので、あまり好みではなかったのかもしれません。

色がテーマの楽しい絵本、「くろのほん」。
くろいもの、カラスや夜など・・・
時折、しろとあかの異なる仲間を示しながら進むのです。
これとしろのえほん、あかのえほん、3冊のえほんを行き来しながら
色を親子で直感的に楽しむことができます。

「土って黒かしら？」
五味さんの独特な区分けは
自分の中の色を試すようでもあります。
決して定番の色チョイスではないのもあるけれど、
「うーん、そうかぁ！」
三冊の成り立ちもあって、不思議と説得力もあります。
最後の、
黒でドーンと描かれた茶目っ気たっぷりの絵も印象的です。
（しろの画用紙との対比というのが面白いですね）

絵を描くこと、
それぞれの色への愛が感じられて、
素敵なえほんシリーズです。

このシリーズの本は、眺めているだけでも絵がとても綺麗なので楽しめます。小さな子供にも分かりやすく、はっきりと画面いっぱいに描かれているのがいいですね。くろのほんもその他の色の本と合わせて持っておくと色々と本を変えながら子供達と楽しめて良いと思います。あの色は何色に載っていたかな、と楽しめて良いと思います。プレゼントをするなら、全シリーズを揃えてあげたいですね。

黒の本は表紙がこわいよーと次男がいっていましたが、読んでみるとおもしろかったようで、黒ってほかにもいろいろあるよ、パンがこげたり、お父さんの服も黒だし、かばんも黒だし、なまずも黒かなー、、なんて、黒色探しが始まりました。物だけでなく、出来事も赤から黒へ、白から黒へ、とか変化する面白さがあるんですね。自分が見ている身の回りの変化も色で感じ取れたら新発見があるかもしれないです。