「まじょのぼうし」 ３歳のお子さんに読んだ みんなの声

ハロウィンに魔女の絵本をと思って図書館でジャケ借りしたら、なんとクリスマスの絵本。
最初から期待を裏切ってきますが、お話も予想外な展開でワクワク。
素直で気持ちに正直な魔女がかわいくて憎めなくて、そんな魔女が出会う動物たちはそんな彼女が好きなんだなと思って癒されました。
シリーズの他の作品を子供も気になっているようなので他もぜひ読んでみたいなと思っています。

こちらのシリーズは全部読みましたが、どの作品も魅力的で大好きです。
今回は魔女の帽子の上にサンタの帽子が被さってしまったことで、お話が進んでいきます。
魔女が癇癪を起こして、相手にかけた魔法がうまい具合にいい方向に転がっていくストーリーが、気分爽快で楽しく読むことができます。
でも残念ながら、こちらのシリーズは「魔女のほうき」と「魔女の帽子」以外は廃盤で手に入らないんですよね…。
廃盤になった絵本が再販されることを願います！

魔女の帽子にサンタの帽子がかぶってしまうのですが、ほめた動物に魔女が意地悪をします。でも、その意地悪がかえって親切だったようで、万々歳。お礼にきた動物に泣いて謝る魔女。お互い許しあって、楽しくパーティをします。最後に意地悪をされたサンタもお礼しに来ますが、みんな、意地悪で困らなくて良かった。魔女さんのように意地悪しないように注意して、みんなで仲良くしようね、と娘に言うと「うん！」とまじめに言っていました。「サンタさんに帽子もらってよかったね」と娘が言っていました。ちなみに、魔女の号泣で読んでいるママの私も目に涙が浮かんでしまいました。クリスマスに一人でも寂しくても、人には親切にしたくなる、素晴らしい絵本です。おすすめ！