ここのところ、レオ・レオニ強化週間としているので(笑)、娘は
表紙を見ただけですぐに「スイミーの人の絵本でしょ!」と、気づ
きました。そうしてすぐに裏表紙をめくったところの絵本の紹介を
確認して、「ほら!」と。あれも読んだこれも読んだと喜んでいま
した。
おさかなやねずみが表紙にはなっていないのに、わかるものなので
すねえ。
この絵本は、でもどうだろうかなあ。教訓めいているように思うか
ら、なんとなく、もうちょっと大きくなってから読ませたかったか
もしれないです。
「ちきゅうにへいわをすべてのひとびとにやさしさをせんそうは
もうまっぴら」の言葉はすごくまっとうなことを言っていると思い
ます。でも、ほんの小さな4歳の子どもにも、そんなことを考えさ
せなきゃいけないのだとしたら・・なんだかあまりにこの世界は
希望がないような気がして。小さな子どもには、教訓なんて関係ない、
ほのぼのした世界で、のんきに過ごしてもらえたらなあって思うの
です。・・って子どもと一緒に勝手に読んだ私がいけないのですが。
言葉は力になりますよね。ペンは剣よりも強し。
娘がもう少し大きくなったら・・あいうえおのきのように、自分の
言葉を使って、きちんと正しいことを主張できる(正しければいい
ってもんでもないとも思うけど)人になってほしいな。