ヤマネのマリは、綺麗なものをたくさん持っていました。
時間があれば、せっせと集めています。
ヤマネのネルは、そんな友だちのマリにあこがれて、
綺麗な小鳥の羽を集め始めます。
ところが、秋になって、はらぺこフクロウが言いました。
「たんと食べて栄養をつけておかないと、
春になる前に死んじまうぞ。」と。
『アリとキリギリス』のお話を思い出しました。
気が付いたネルは、冬支度をはじめ、
宝物を探すマリは、冬支度をしませんでした。
冷たくなったマリ。
死んでしまったのでしょうか?
ズキンと胸が痛くなりました。
ネルは、せっせと集めた大切の羽を持って行き、
マリを温めてあげました。
マリは、ネルの忠告を聞かずに、死にかけて、
なんてばかなやつだって思ったけれど、
ともだちのネルのお蔭で命拾いしました。
確かに、綺麗なもの、美しいものも素敵だけれど、
それ以上に素敵な宝物は、「ともだち」です。
それに気づかせてくれたネルも素敵だけれど、
それに気づいたマリも素敵です。
2匹が、体を寄せ合って冬眠する姿は、
なんとも微笑ましい。
宝石をちりばめたようなカラフルな色使いが素敵ですね。
こんなに綺麗な羽なら、私も集めたくなります(笑)
頭の上に、羽?葉っぱ?を付けえた姿が可愛いです。