この絵本は・・・いいですね〜〜。
同じ五十嵐豊子さんの「おみせ」も大好きでしたが
どちらも絶版で残念!
縁日のいろんなお店が描かれてます。
縁日って実際は行くと気持ちが浮き立ってじっくり眺めるということが
ないのですが、この絵本ではじっくり見ることができます。
縁日をじっくり見るということが、何か新鮮です。
初めのほうで縁日準備始めたばかりの境内が俯瞰で描かれ、
そして中盤で賑やかに夜店がたくさん人もいっぱいの境内が描かれ
その二枚の絵が対になっています。
縁日のワサワサするようなハレの気持ちがよく表れています。
金魚やさん、お面やさん(レトロ!)色つきのヒヨコ(!)
かわいいサボテンの細かいこと!
歩いている人々の服装や浴衣姿も味わいがあって
いつまで見てても飽きません。
作者はこの絵本をとても楽しんで描いたのではないかな〜と
思いました。