「りんごかもしれない」や「ぼくのニセモノをつくるには」は、
親子ともども大好きです。
でもこの本はちょっと。
息子も、上の2作は50回近く読みましたが、
この本は2〜3回読んだのみでした。
さて。
何がいけなかったのかな。
大人としましては。
これは「理由」ではなく、屁理屈ですね。
叱られたときや都合の悪いときに言う、
子どもの屁理屈です。
注意されたときは、
「ごめんなさい」と素直に言える子どもに育ってほしいなあ。
子どもらしくておもしろいと言えなくもないけど、
こういう大人もいるんです。
上司に注意されて、屁理屈言ってる新入社員。
素直に反省できない子どもは、
そういうダメな大人になるのだろうなと思ってしまう。
そして最後にお母さんも言っている。
この親にしてこの子あり。
というのがよくわかる。
こういう子育てしたくない。
って、ストイックに子育てしている糞マジメな私は思いました。
そして、子どもが繰り返し読まなかった理由を想像すると。
単純に、おもしろいけれど、そこまでではなかった、ということでしょう。
「りんご」や「ニセモノ」は理屈抜きにおもしろかったから、
期待しちゃったものだから、ちょっと残念。