娘が2歳ごろから読んでいたのは、正方形の小さな小さな絵本で、文章自体は原文のままだったのですが、ところどころ文章が省いてあったり、何ページかはページごと抜けていたりする部分がありました。その中の1つが、“He was put in a pie by Mrs. McGregor.”というページで、ピーターのお父さんがマグレガーさんの畑で捕まり(撃たれ?)、奥さんにパイにされてしまうという場面なのですが、さすがに、この事実を知った娘は、かなりのショックだったようで、何度もいろいろと聞き返してきました。でも、これで、お母さんが「マグレガーさんの畑にだけは行っちゃいけませんよ」と念を押すわけも納得できたようです。
“Their names were Flopsy Mopsy Cotton-tail and Peter.”という箇所では、必ず娘もいっしょになって声に出し、4匹の名前を呼ぶのを楽しんでいます。文章全体にもリズム感があり、ドキドキ感がさらに高まっていくように感じ、子どもの胸の高鳴りと共に、ピーターの世界へと引き込まれていきます。