捨てられていたぼろぼろの自転車「ピカピカ」が拾われて修理され、というストーリーを読んでいたら
「その自転車がきっとまた誰かに使われてめでたし、めでたし。エコの時代にものを大切にって絵本なんだろうな。」
と漠然と思っていました。
いえいえ、そんな話ではなくなんとこのピカピカは使われることは使われるけど、行き先がアフリカなんです。
「ものを大切に。」
というメッセージ以上に、このお話の行き着く先のスケールの大きさに感動しました。
アフリカでもストーリーが展開し、絵本なのに字の多い本を読んでいるようでした。
また、最後ゆきちゃんがテレビでピカピカを見るところもとても気に入りました。
それも全くのフィクションではなく、実際に再生自転車がアフリカで使われているということも初めて知って「なるほど」の嵐です。
このスケールの大きさは子供の心にも響いたらしく、おそらく話の内容は半分も分かっていない5歳の次女でもこの本のとりこになっています。
こんな本にたくさん出会いたいです。