「宿題を忘れる!」という行為が、
「ばれないようなもので、聞いた相手が楽しくなるような”ウソ”」がつければ忘れてもOKになる・・・
子供にとっては「やったー! 楽勝!」と思われそうな条件ですが、
このお話の展開にもある通り、
だんだん重荷になってきて・・・
先生が出した条件は、
実は、漢字ドリルや計算問題などよりも高度なもので、
つじつまがあっていて、楽しいお話を考える、というものに他なりません。
一見して宿題をしていないように見えますが、
実は頭をフル回転させているのです。
宿題だったら10分で終わるものが、ウソを考えるのに2時間もかかっているのが良い証拠です。
子供達がそのことに気付くまでに随分と時間がかかったようですが(笑)
ウソのお話の部分が思いのほか長いのですが、
子供達がワクワクドキドキして、楽しんでいるのが伝わってきて、
なかなか楽しめます。
中学年から高学年向けのお話かなと思います。