とても良いお話でした。でも、6歳の娘には少し分かりにくいお話だったかもしれないなと思いました。6歳くらいになると「死」についてなんとなく理解ができるようになっていますが、まだまだその実態は捉えられずにいます。アナグマが死んでしまったことの表現に暗い長いトンネルというものがありましたが、ここが娘には怖かったようで、一度読んだきりもう一度読むことはありませんでした。
アナグマの思い出をみんなで話して悲しみを乗り越えるという展開はとても素敵で、アナグマの残したものはその後生きるものたちの心に深く刻まれているのだなと感じました。そんな生き方をしたいなとあらためて思いました。大人向けの絵本かもしれません。