「おれたち、ともだち!」シリーズ の中でこれからの季節には、やはりこの作品でしょうね。
久々に読んでいて、再び爆笑していたら夫が、「屋根が吹っ飛びそうな笑いだな」と呆れていました。
今回は、キツネがオオカミの家にお泊まりするところから始まります。
食べ、遊び散らかした部屋の薄暗がりの中で、オオカミはベッドの中、キツネに海の話をします。
翌日キツネに海を見せに、釣り竿を担いで二人は、自転車をこぎます。
出発前の、キツネの可愛いらしい準備の様子と、オオカミの愉快な失敗が、小さなコマ割りになっていて、ここから笑ってしまいます。
さて釣果はというと、予想通りの結果です。
オオカミの苛立ちも面白く、最後の作戦にオオカミを応援してしまいます。
そして、笑いのクライマックスです。
ついにオオカミ爆発か〜、と思ったら、泣かせてくれるキツネの台詞。
ん〜、内田先生節っていう感じです。
お約束通りのヘンテコな即興歌も楽しい。
さて、お話し会で読むときにはこの歌が一つのハードルになりそうです。