昔話には、面白い笑い話がありますが、この絵本もとんでもない昔話です。
ととさんのお腹が痛くなり、和尚さんに相談すると、「お腹に虫がいるせいだから、蛙をのむといい」と言われ、和尚さんのアドバイスで蛙、蛇、キジと次々に食べていくのですが、なかなか直らない。とういうお話です。
最後に和尚さんの知恵で解決するのですが、最後の鬼が逃げ出す場面がとても息子に受けていました。
昔話には、よく風刺が紛れ込んでいるのですが、当時村の知識人であるはずの和尚さんが、理屈ばかりで、実際には役に立たない事を皮肉っているのかなとも思いました。(和尚さんが、真顔で答えるところが、おかしい!)
それにしても、奇想天外で、読み聞かせにとてもよい絵本だと思います。